トルコで活動するシリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣前ムスタファー首班はシリア政府とトルコの和解を支持(2023年1月7日)

トルコで活動するシリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣のアブドゥッラフマーン・ムスタファー首班は、シリア政府とトルコの接近に関して「政治的解決に向けた重要な一歩」だとの見方を示した。

TRTハベル(1月7日付)が伝えたところによると、ムスタファー首班は、ジュネーブ・プロセスとアスナタ・プロセスが頓挫した状況を踏まえて、政治的解決に向けた政治プロセスが必要だとしたうえで、次のように述べた。

トルコは我々の主要な同盟者であり、信頼している。もちろん、我々はそれ以外の国とも関係を築いている。だが、トルコとシリア国民はもっとも大きな負担を負ってきた。だから、アサドとの関係正常化に向けたこのプロセスは、シリア国民、シリアの反体制派の期待から外れてはいない。
モスクワでの三カ国国防大臣会談について、我々は常に、この会談がシリア国民とシリアの反体制派の期待から外れることは決してないと確認してきた。我々はそのことを実際に承知している。だから、我々は実際にコンセンサスに達するべく試みており、政治的解決を実際に信じている。
シリアの反体制派はトルコがいかなる選択をしようと支持する。(人民防衛隊(YPG)主体の)シリア民主軍に対して行うとトルコが発表している軍事作戦であれ、外交チャンネルを通じた問題解決であれ。

AFP, January 8, 2023、ANHA, January 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2023、Reuters, January 8, 2023、SANA, January 8, 2023、SOHR, January 8, 2023、TRT Haber, January 7, 2022などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室とシリア軍がイドリブ県、アレッポ県で交戦(2023年1月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊で、シリア軍兵士1人を狙撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、シリア軍兵士1人が正体不明の武装集団と撃ち合いとなり、死亡した。

AFP, January 7, 2023、ANHA, January 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2023、Reuters, January 7, 2023、SANA, January 7, 2023、SOHR, January 7, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ヒサーン村で、オートバイに乗った正体不明の武装集団が若い男性を銃で撃ち、殺害(2023年1月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるヒサーン村で、オートバイに乗った正体不明の武装集団が若い男性を銃で撃ち、殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがタドムル市近郊の砂漠地帯で親政権民兵(「イランの民兵」)を襲撃し、1人を殺害した。

AFP, January 7, 2023、ANHA, January 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2023、Reuters, January 7, 2023、SANA, January 7, 2023、SOHR, January 7, 2023、January 9, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県、アレッポ県各所を砲撃(2023年1月7日)

ラッカ県では、ANHA(1月7日付)、SANA(1月7日付)によると、トルコ軍が6日深夜から7日未明にかけて、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、M4高速道路沿線一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(1月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニーカ村を砲撃した。

AFP, January 7, 2023、ANHA, January 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2023、Reuters, January 7, 2023、SANA, January 7, 2023、SOHR, January 7, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣がイランのアブドゥッラフヤーン外務大臣と電話会談:駐シリア・イラン大使館は、イラン・イスラーム革命防衛隊のガーセム・ソレイマーニー司令官暗殺から3年が経ったに合わせて追悼式典(2023年1月7日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣と電話会談を行い、両国の戦略的関係、さまざまなレベルでの高度な連携のありようについて意見を交わした。

SANA(1月7日付)が伝えた。

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駐シリア・イラン大使館は、イラン・イスラーム革命防衛隊のガーセム・ソレイマーニー司令官暗殺(2020年1月3日)から3年が経ったに合わせて追悼式典を開催した。

SANA(1月7日付)によると、式典には、アサド大統領の名代として、ムハンマド・サーミル・アブドゥッラフマーン・ハリール経済対外通商大臣が出席し、ソレイマーニー氏に改めて哀悼の意を示した。

AFP, January 7, 2023、ANHA, January 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2023、Reuters, January 7, 2023、SANA, January 7, 2023、SOHR, January 7, 2023などをもとに作成。

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