治安部隊がダルアー県ムザイリーブ町でダーイシュの拠点を強襲、同地の指導者ムハンマド・アリー・シャーグーリーら3人を殺害(2023年1月20日)

ダルアー県では、SANA(1月20日付)が治安筋の話として伝えたところによると、治安部隊がムザイリーブ町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を強襲した。

拠点はムザイリーブ町北部地区の高等学校の脇に設置されていたもので、ダルアー県西部農村地帯で潜伏を続けるダーイシュ残党の指導者で、同地域での襲撃や暗殺作戦を主導してきたムハンマド・アリー・シャーグーリー氏(通称アブー・ウマル・シャーグーリー)と、メンバー2人(アフマド・ハーリド・ミスリー氏、ムフスィン・ズィーターウィー氏)を殺害、彼らが所持していた武器を押収した。

シリア人権監視団によると、シャーグーリー氏は、シリア政府との和解に応じていた反体制武装集団の元司令官で、ダーイシュに忠誠を誓っていたことが疑われ、2021年1月に軍・治安部隊がタファス市を包囲した際、当局がシリア北部への退去を求めていた容疑者6人のなかの1人だった。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県ジャルズィー村で住民数十人が生活状況の改善を訴えて抗議デモ(2023年1月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジャルズィー村で住民数十人が生活状況の改善を訴えて抗議デモを行った。

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アレッポ県アフリーン市、アブザムー町、イドリブ県のミッリス村、クールカーニヤー村でシリア政府とトルコの接近に抗議するデモ(2023年1月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市で、シリア政府とトルコの接近に抗議するデモが行われ、同市への移住を余儀なくされた国内避難民(IDPs)数百人が参加した。

デモで「事実上の政府、通行所政府、ホテル政府は倒れる」などと書かれたプラカードが掲げられ、抗議の意思が示された。

また、シャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市近郊のアブザムー町でも同様のデモが行われ、「和解はアッラー、使徒、信者、シリア革命の殉教者の血への裏切り」などと書かれたプラカードが掲げられた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるミッリス村、クールカーニヤー村で、シリア政府とトルコの接近に抗議するデモが行われ、「アッラーのためだ、アッラーのためだ、権力のためでも名声のためでもない」といったシュプレヒコールが繰り返された。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県アアザーズ市で、マンナグ村からのIDPsと、シリア国民軍に所属する北の嵐旅団のメンバーが激しく交戦し、北の嵐旅団の司令官を含む少なくとも3人が死亡(2023年1月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のアアザーズ市で、マンナグ村からの国内避難民(IDPs)と、シリア国民軍に所属する北の嵐旅団のメンバー(アサーウィー家)が激しく交戦し、北の嵐旅団の司令官を含む少なくとも3人が死亡、7人が負傷した。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県ジュワーディーヤ村でアサーイシュの検問所がダーイシュのスリーパーセルと見られる武装集団の襲撃を受け、隊員1人死亡(2023年1月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ジュワーディーヤ村で北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所がオートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装集団の襲撃を受け、隊員1人が死亡した。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構総合治安機関がイドリブ市でシリア政府とトルコの接近に反対するデモに参加したとして、若い男性2人を逮捕(2023年1月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構総合治安機関がイドリブ市で、シリア政府とトルコの接近に反対するデモに参加したとして、若い男性2人を逮捕した。

2人はいずれもイスラーム解放党の支持者。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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ヒムス県タンフ国境通行所に違法に設置されている米軍基地がドローン3機の攻撃を受ける(2023年1月20日)

米中央軍(CENTCOM)は声明(第20230120-01号)を出し、ヒムス県のタンフ国境通行所に違法に設置されている有志連合の基地が無人航空機(ドローン)の攻撃を受けたと発表した。

声明の内容は以下の通り:

片道攻撃用ドローン3機が今朝、シリアのタンフ駐屯地を攻撃した。ドローン2機は有志連合によって撃墜され、1機は複合施設に衝突、シリア自由軍のメンバー2人が負傷、治療を受けた。米軍に負傷者はなかった。
「この種の攻撃は受入れられない。これらは我々の部隊とパートナーを危険に晒し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いを危うくする」。ジョーブッチーノCENTCOM報道官はこう発言した。

 

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攻撃に関してシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)はツイッターの公式アカウント(https://mobile.twitter.com/SyrianFree_Army/)を通じて声明を出し、以下の通り発表した。

シリア自由軍の協力者らは本日、米・有志連合と連携し、午前9時20分にタンフ駐屯地に対して行われた片道攻撃用無人航空機に対処した。
有志連合は対処に成功、ドローン2機を破壊、3機目のドローンの攻撃への対処には成功しなかったが、軍事的被害も報告された被害もゼロだった。
「我々は、これによってダーイシュを敗北させるため、有志連合とともに続けられている作戦を躊躇することはなく、我々は警戒を続け、自由なシリアのために戦い続ける」。シリア自由軍報道官はこう述べた。

https://twitter.com/SyrianFree_Army/status/1616419937072943106

シリア自由軍はその後、以下の通り発表して、3機目のドローンによる被害を明らかにした。

今日のドローン攻撃は、民間人の治療のために使用されている診療所を攻撃した。まさに昨日、有志連合の兵士と地元の看護師が診療所でシリアの子ども数十人の治療にあたっていた。医療施設や民間人を標的とすることは受入れられない。

 

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SANA(1月20日付)は、この攻撃で「テロリスト」2人が負傷したと伝えた。

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シリア人権監視団によると、負傷したのは自由シリア軍のメンバーで、攻撃を行ったのは「イランの民兵」と見られるという。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県北部でトルコ軍とシリア民主軍が砲撃戦(2023年1月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のアアザーズ市がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域からの砲撃を受け、子供2人と文民警察(いわゆる自由警察)官6人が負傷した。

また、バーブ・サラーマ国境通行所近くに設置されているトルコ軍の基地一帯も砲撃を受けた。

砲撃は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるもの。

一方、ANHA(1月20日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のタナブ村、スムーカ村、ナーイフ山、フサイニー村、バイルーニーヤ村、イルシャーディーヤ村、マルアナーズ村、シャワーリガ村、マーリキーヤ村、バイナ村を砲撃した。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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シャアバーン大統領府特別顧問は、イランの首都テヘランで開幕した第1回国際女性大会に出席(2023年1月20日)

ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問は、イランの首都テヘランで開幕した第1回国際女性大会に出席し、アスマー・アフラス大統領夫人の名代として演説、アラブ文明など古代から続く諸文明は、西洋でのいわゆる女性解放運動に先立って女性に権利を与えてきたと述べた。

SANA(1月20日付)が伝えた。

AFP, January 20, 2023、ANHA, January 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2023、Reuters, January 20, 2023、SANA, January 20, 2023、SOHR, January 20, 2023などをもとに作成。

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