イスラエルのネタニヤフ首相:「ロシア軍とイスラエル軍はシリア国境で「唾を吐く距離で」飛行しているため、「難しい関係」にある」(2023年1月31日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、CNN(1月31日付)の単独インタビューに応じ、シリアをめぐるロシアとの関係について言及した。

ネタニヤフ首相は、「ロシアとイスラエルの新たな軍事衝突を引き起こしたくない…。誰もそれは望んでいない」としつつ、ロシア軍とイスラエル軍の航空機がシリアの国境地帯で「唾を吐く距離で」飛行しているため、シリアをめぐってロシアと「難しい関係」にあると述べた。

また、「イスラエルは上空での行動の自由を必要としている。そして、この行動の自由は、ロシア軍のパイロットとの対立につながる可能性がある。私はそれが起こらないことを望んている」と付言した。

AFP, February 1, 2023、ANHA, February 1, 2023、CNN, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2023、Reuters, February 1, 2023、SANA, February 1, 2023、SOHR, February 1, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍がアレッポ県でシリア軍第25特殊任務師団への訓練を強化(2023年1月31日)

英国に本社があるパン・アラブ日刊紙の『クドス・アラビー』(1月31日付)は、ロシアが、最近になって復旧したアレッポ県ジャッラーフ航空基地で、「トラ」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将が指揮するシリア軍第25特殊任務師団に対して、パラシュート降下などの訓練を強化していると伝えた。

同紙によると、ロシアによる第25特殊任務師団への教練は、ウクライナでの戦闘に従事する同師団の将兵を派遣し、ロシア軍の支援に当たらせることが目的だと見られる。

AFP, February 2, 2023、ANHA, February 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2023、al-Quds al-‘Arabi, January 31, 2023、Reuters, February 2, 2023、SANA, February 2, 2023、SOHR, February 2, 2023などをもとに作成。

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シリア国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域との境界にあるアウン・ダーダート村の通行所を2月1日から「人道回廊」として再開すると発表(2023年1月31日)

シリア国民軍の憲兵隊は声明を出し、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域の境界にあるアウン・ダーダート村の通行所を2月1日から「人道回廊」として再開すると発表、通行を希望する住民は憲兵隊の各支部に問い合わせるよう呼びかけた。

AFP, January 31, 2023、ANHA, January 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2023、Reuters, January 31, 2023、SANA, January 31, 2023、SOHR, January 31, 2023などをもとに作成。

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ダルアー県にある総合情報部の検問所が正体不明の武装集団の発砲を受け、兵士1人死亡(2023年1月31日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ウンム・マヤーズィン町の橋に設置されている総合情報部の検問所が正体不明の武装集団の発砲を受け、兵士1人が死亡、4人が負傷した。

AFP, January 31, 2023、ANHA, January 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2023、Reuters, January 31, 2023、SANA, January 31, 2023、SOHR, January 31, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市近郊にある「カタール・キャンプ」で民兵どうしが撃ち合いとなり、若い男性1人が死亡(2023年1月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市アアザーズ市近郊のシャマーリーン村にあるいわゆる「カタール・キャンプ」(カタール・チャリティーが建設した国内避難民(IDPs)キャンプ)で、アナダーン市住民が組織している民兵と別の民兵が撃ち合いとなり、若い男性1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, January 31, 2023、ANHA, January 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2023、Reuters, January 31, 2023、SANA, January 31, 2023、SOHR, January 31, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊のアッブーシュ村を砲撃(2023年1月31日)

ハサカ県では、ANHA(1月31日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のアッブーシュ村を砲撃した。

AFP, January 31, 2023、ANHA, January 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2023、Reuters, January 31, 2023、SANA, January 31, 2023、SOHR, January 31, 2023などをもとに作成。

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アサーイシュはフール・キャンプから脱走しようとしたダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻4人を拘束(2023年1月31日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)が脱走しようとしたダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻4人を拘束した。

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ラッカ県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、1月25日に開始した「ラッカ殉教者への報復」作戦をラッカ市およびタブカ市などで継続し、8人の「傭兵」を拘束した。

ANHA(1月31日付)が伝えた。

AFP, January 31, 2023、ANHA, January 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2023、Reuters, January 31, 2023、SANA, January 31, 2023、SOHR, January 31, 2023などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣はシリア政府とトルコの和解に向けた折衝にイランを参加させることが合意されていると述べる(2023年1月31日)

ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣は、モスクワで行われたエジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣との会談後の記者会見で、シリア情勢に言及、シリアの領土の一体性、平和、主権を維持し、同国の危機を政治的に解決する必要があると述べた。

SANA(1月31日付)、RIAノーヴォスチ(1月31日付)などによると、ラヴロフ外務大臣はまた、ロシアの仲介のもとに推し進められているシリア政府とトルコの和解に向けた折衝に関して、アスタナ・プロセスの保証国であるイランを参加させることで原則合意がなされていることを明らかにした。

AFP, January 31, 2023、ANHA, January 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2023、Reuters, January 31, 2023、RIA Novosti, January 31, 2023、SANA, January 31, 2023、SOHR, January 31, 2023などをもとに作成。

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