スワイダー市のサイル広場などでの抗議デモ続く(2023年8月26日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場で、同市や周辺町村の住民数百人が、困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモを続け、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善などを訴えたほか、スワイダー県内のバアス党の事務所を閉鎖するよう要請した。

参加者らは、「国民は体制打倒を望む」、「バッシャール・アサドは裏切者」、「シリアは自由、自由、バッシャールは出ていけ」、「シリア万歳、バッシャール・アサドは倒れる」などと言ったシュプレヒコールを連呼、スワイダー市議会議事堂に掲げられているアサド大統領の写真を赤く塗り潰すなどして抗議の医師を示した。

デモはスワイダー市以外でも、マラフ町、ラーヒサ村、ミヤーマース村、ウルマーン村、サリーム村などでも行われ、マラフ町でのデモでは、参加者が町庁舎に掲げられているアサド大統領の写真を引きずり下ろした。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新興のアル=カーイダ系組織に一つアンサール・タウヒードが、イドリブ県ミラージャ村近郊で特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行い、シリア軍兵士5人死亡、20人あまり負傷、これを受けロシア軍が同県南部を爆撃(2023年8月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(8月26日付)によると、新興のアル=カーイダ系組織に一つアンサール・タウヒードが、シリア政府の支配下にあるミラージャ村近郊のシリア軍および親政権民兵の陣地複数ヵ所に対して特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行い、シリア軍兵士5人が死亡、20人あまりが負傷した。

攻撃により、アンサール・タウヒードはミラージャ村を一時制圧した。

これに対して、ロシア軍戦闘機複数機が、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を複数回にわたって爆撃した。

爆撃はアンサール・タウヒードの兵站線を遮断するために行われたという。

また、シリア軍も、同地一帯を激しく砲撃したほか、シャーム解放機構の支配下にあるジスル・シュグール市、ザーウィヤ山地方のアイン・ラールーズ村、マウザラ村、カンスフラ村などを砲撃した。

このうちジスル・シュグール市では、砲弾1発が利用されていない学校に着弾したほか、マンスフラ村に対する砲撃で子供2人が死亡、4人が負傷した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属するウスマーン・ブン・アッファーン旅団がシリア政府の支配下にあるジューリーン村、ナーウーラト・ジューリーン村、バラカ村、ミールザー砦などを砲撃し、女性2人を含む5人が負傷した。

これに対して、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のフマイマート村、ズィヤーラ町、ハミーディーヤ村、マシーク村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2023年8月26日)

アレッポ県では、ANHA(8月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃した。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ当局がシリア難民95人を国外追放し、ラッカ県タッル・アブヤド国境通行所でシリア国民軍の憲兵隊にその身柄を引き渡す(2023年8月26日)

ANHA(8月26日付)は、ラッカ県タッル・アブヤド市の地元筋の話として、トルコの当局がシリア難民95人を国外追放し、同市の国境通行所でシリア国民軍の憲兵隊にその身柄を引き渡したと伝えた。

これにより、8月にトルコから強制追放され、タッル・アブヤド市に帰還させられたシリア難民の数は1207人となった。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】マフルーフ地方行政環境大臣はラタキア市の国民サービス・センターを訪れ、地震被災者支援国民基金の受給対象者からの陳情の様子などを視察(2023年8月26日)

フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣は、2月6日のトルコ・シリア大地震で被災したラタキア県ラタキア市の国民サービス・センターを訪れ、地震被災者支援国民基金の受給対象者からの陳情の様子などを視察した。

SANA(8月27日付)が伝えた。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

鉄道公社はシリア民主軍がダイル・ザウル県とハサカ県内の展開地域複数ヵ所で鉄道インフラや施設に対する略奪を続けていると非難(2023年8月26日)

鉄道公社は声明を出し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダイル・ザウル県とハサカ県内の展開地域複数ヵ所で鉄道インフラや施設に対する略奪を続けており、最近では、ダイル・ザウル県のフサイニーヤ町にある旅客用の駅や穀物サイロ近くの貨物駅から、CONOCOガス田に物資を輸送するためのタービヤト・ジャズィーラ村の駅、さらにはダイル・ザウル市とブーカマール市を結ぶ建設中の路線の線路や設備などを解体、盗奪したと発表した。


AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カーミシュリー市近郊のハームー村の住民が同地に駐留するシリア軍部隊とともに、村に入ろうとした米軍の装甲車4輌からなる車列の進行を阻止(2023年8月26日)

ハサカ県では、SANA(8月27日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のハームー村の住民が同地に駐留するシリア軍部隊とともに、村に入ろうとした米軍の装甲車4輌からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

シリア人権監視団によると、車列は装甲車5輌からなっていた。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合のドローンが55キロ地帯上空でロシア軍のSu-35戦闘機に対して「危険な接近」を行ったと発表(2023年8月26日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、米主導の有志連合のMQ-9無人航空機(ドローン)が25日午後5時35分に、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所(55キロ地帯)の高度約7200メートル上空で定期航行を行っていたロシア軍のSu-35戦闘機に対して「危険な接近」を行ったと発表した。

クリット副センター長はまた、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に11件確認したと発表した。

クリット副センター長はさらに、55キロ地帯で、F-35戦闘機4機、F-16戦闘機2機、タイフーン戦闘機1機、MQ-1C無人航空機3機による領空侵犯を17件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月26日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 26, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.