アスマー・アフラス大統領夫人はタルトゥース県にあるムサンナー生産複合施設内の洋服工場を視察、工場で働く従業員らと交流(2023年8月6日)

アスマー・アフラス大統領夫人はタルトゥース県にあるムサンナー生産複合施設内の洋服工場を視察、工場で働く従業員らと交流した。

大統領府が発表した。

アスマー夫人は従業員らを前に以下の通り述べた。

この文明的な施設の各セクションを見学して、あなた方が仕事と生産に対して多大な熱意、エネルギー、情熱を持っていることは明らかでした。つまり、静まることのない蜂の巣のようです。このことが、私に、この場所とシリア人として私たちが暮らす場所との関係について問うきっかけを与えてくれています。両者はどのように似通っていて、どのように異なっているのかと。

私たちが暮らしている場所は、苦しみの場所です。私たちはそのことを感じながら暮らしています。苦しみはフラストレーションと絶望をもたらす最大の要因です。しかし今日私が実際に目にしたのは、活発さ、活気、ポジティブなエネルギー、仕事への情熱に満ちた場所です。改めて私たちは問いたいと思います。このポジティブな状況は私たちの現実とは切り離されていて、このようなポジティブな状態なのでしょうか? 答えはもちろん、いいえ、です。切り離されてはいません。逆にこの苦しみから生じているのです。なぜなら、苦しみとは、私たちを二つの方向に向かわせます。屈服、絶望、そして現状によって支配されること、あるいは対決と挑戦、そしてそれを乗り越えることです。

私たちの手で選択はなされます。みなさんが二つ目の方向を選んだのです。このプロジェクトを考え始めた時、経済的要因を発足に際しての基本とすることも可能だったでしょう。しかし、従業員に対する安全への大きな配慮、彼らの健康と快適さに向けられている関心、彼らの尊厳と権利を維持することに力点が置かれている状況にこれほどの焦点と取り組みがなされているのを見ると、人間的な要因がもっとも重要なっています。なぜなら経済的な動機というのは常に生産に求められる一方で、人間性をもたらす動機は愛国的な状況のなかに、つまり、私たちがどのように支え合い、助け合うかという点にあるからです。私たちは互いに愛し合っています。困難な状況下にあっても、最低限のものに甘んじるのではなく、現状に挑戦することで、常に可能な限り最高のものを常に得ることができるのです。

必要は人間を労働へと駆り立てます。しかし、愛国的な必要は人間を一つのチームのなかで働かせ、彼は情熱、誠実、愛をもって仕事に取り組ませ、その人に自分を発展させ、他人の発展に寄与したいという念を抱かせます。あなた方の一人一人のなかに、このことを明確に見ることができました。あなた方は、生産と労働、そしてあなた方にもたらされ、社会に還元される利益を通じてこのことを反映してきました。

そんなことは理論に過ぎないと言う人もいるかもしれません。この複合施設は実際に存在する労働と生産の真の模範なのです。こうした模範が一つしかなければ、それは理論化されたものだと言う人もいるかもしれません。しかし、それは唯一の実例ではありません。モデルは幾つも存在し、設立されたそのほかのプロジェクトと並んで存在しています。ヴィジョンや意思が可能性を育むのであって、その逆ではありません。

多くのものが生きていくなかで成長を遂げていきます。人間、イニシアチブ、アイデア。プロジェクトでさえも野心は別として、大きくなっていっていきます。なぜなら、その基礎をなしているのはヴィジョンと意思だからです。3年前にあなた方と知り合った時、このプロジェクトは小さいものでした。しかし、あなた方のヴィジョンは明確で、あなた方の意思は確固たるものでした。あなた方の野心は際限のないものです。あなた方は今日、その地位、立場、経験、試練、野心に大きな存在となっています。あなた方は成長し、私たちはあなた方によって成長させられたのです。











https://youtu.be/ffNHOck1_-E

アスマー夫人が訪問した洋服工場は、創業当初は数人の従業員しかいなかったが、現在は数百人の従業員を抱えるまでに成長している。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ県で部族の名士をアレッポ県で元メンバーを逮捕(2023年8月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がブー・シャアバーン部族の名士を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が同機構の支配下にあるアターリブ市で、組織に敵対しているとして元メンバー1人を逮捕した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるラタキア県北部を砲撃し、シリア軍兵士6人が死亡、2人が負傷(2023年8月6日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県北部を砲撃し、シリア軍兵士6人(うち士官2人)が死亡、2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が決戦」作戦司令室の支配下にあるナージヤ村を砲撃し、住民1人が負傷した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県ジャラーブルス市でシリア国民軍に所属する第9師団とエリート軍が交戦(2023年8月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するジャラーブルス市でシリア国民軍に所属する第9師団とエリート軍が交戦し、第9師団の司令官1人が死亡した。

戦闘は、エリート軍が憲兵隊とともに検問所(カッラータ検問所)で、武器や麻薬密輸に関するとされる第9師団の戦闘員1人を逮捕したのがきっかけ。

ANHA(8月7日付)によると、これを受け、第9師団はアアザーズ市のアフリーン市に至る街道の入口を封鎖、戦闘員殺害に関与したエリート軍メンバーの見たら引き渡しを求め、要求に応じない場合ジャラーブルス市とアフリーン市を結ぶ街道一帯に設置されているエリート軍の拠点を攻撃すると警告した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃(2023年8月6日)

ハサカ県では、ANHA(8月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード2.1~2.6の地震が3回発生したと発表(2023年8月6日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にアレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、ラタキア県北部を震源とするマグニチュード2.1~2.6の地震が3回発生したと発表した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】パキスタンからの人道支援物資、救援物資、食糧品、衣服、電気機器、太陽光発電機など約200トンを積んだ船舶がラタキア港に到着(2023年8月6日)

パキスタンからの人道支援物資、救援物資、食糧品、衣服、電気機器、太陽光発電機など約200トンを積んだ船舶がラタキア港に到着した。

物資は2月6日のトルコ・シリア大地震の被災者を支援するためのもの。

SANA(8月6日付)が伝えた。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはロシア軍とシリア軍が軍と民間人に対するテロ攻撃に関与するヌスラ戦線(シャーム解放機構)の本部を破壊したと発表(2023年8月6日)

ロシア当事者和解調整センターのヴァディム・クリット副センター長は、6日のイドリブ県イドリブ市一帯に対する爆撃に関して、ロシア軍とシリア軍が軍と民間人に対するテロ攻撃に関与するテロ組織のシャームの民のヌスラ戦線(現在の呼称はシャーム解放機構)の本部を破壊したと発表した。

クリット副センター長はまた、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、トルキスタン・イスラーム党とヌスラ戦線(シャーム解放機構)による4回(アレッポ家)の砲撃を確認したとする一方、テロリストが発射した対戦車誘導ミサイルがシリア軍車両に命中し、シリア軍兵士1人が死亡、4人が負傷したと発表した。

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クリット副センター長はさらに、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に14件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、F-16戦闘機3機、F-35戦闘機3機、ラファール戦闘機1機、タイフーン戦闘機1機、MQ-1C無人航空機1機、MC-12偵察機2機による領空侵犯を17件確認したと発表した。

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RIAノーヴォスチ通信(8月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 6, 2023をもとに作成。

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