ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部とレバノン南部で31回の攻撃を実施したと発表(2024年11月15日)

ナハールネット(11月15日付)、NNA(11月15日付)、マナール・チャンネル(11月15日付)などによると、イスラエル軍は、首都ベイルート南部郊外のブルジュ・バラージナ地区、タユーナ地区、グバイリー地区を爆撃した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月15日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して31回の攻撃を実施したと発表した。

イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて発表したところによると、午後3時00分の時点で、ヒズブッラーは約30発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Naharnet, November 15, 2024、NNA, November 15, 2024、Qanat al-Manar November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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フランス軍諜報機関の部隊がトルコ軍の攻撃の被害状況を視察するため、ラッカ県アイン・イーサー市近郊の村々などを巡回(2024年11月16日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トヨタのピックアップ・トラックなど3輌からなるフランス軍諜報機関の部隊が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・アブヤド軍事評議会を伴い、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村などを巡回した。

巡回は、トルコ軍の攻撃の被害状況を視察するのが目的。

AFP, November 16, 2024、ANHA, November 16, 2024、‘Inab Baladi, November 16, 2024、Reuters, November 16, 2024、SANA, November 16, 2024、SOHR, November 16, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は2日連続で首都ダマスカスのマッザ区を爆撃(2024年11月15日)

SANA(11月15日付)は、首都ダマスカスのマッザ区がイスラエル軍の爆撃を受けたと伝えた。



シリア人権監視団、シャームFM(11月15日付)、サウト・アースィマ(11月15日付)などによると、標的となったのは、マッザ区に隣接するに隣接する南部環状道路沿いのアクラム・モスク近くのシリア軍第4師団の将兵らの集合住宅。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って151回(うち125回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより270あまりの標的が破壊され、軍関係者303人が死亡、262人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:55人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):86人
「イランの民兵」の外国人メンバー:27人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人

また、民間人も62人(うち子供12人、女性16人)が死亡、62人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:54回
ダルアー県:17回
ヒムス県:49回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法駐留する米軍が「イランの民兵」が発射した無人航空機3機を基地一帯で撃破(2024年11月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法駐留する米軍(有志連合)が、「イランの民兵」が発射した無人航空機3機を基地一帯で撃破した。

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2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで156回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:19回
CONOCOガス田の基地:55回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:18回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸からシリア政府の支配下にあるアシャーラ市を狙撃し、カーティルジー・グループ社の民兵1人を殺害(2024年11月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がユーフラテス川東岸からシリア政府の支配下にあるアシャーラ市を狙撃し、カーティルジー・グループ社の民兵1人を殺害した。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴える(2024年11月15日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月15日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024、Suwayda 24, November 15, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県各所で、住民らが金曜日の午後の集団礼拝後、ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月15日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるクールカーニヤー村、ビンニシュ市、アリーハー市、ダイル・ハッサーン村、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市、イドリブ市で、住民らが金曜日の午後の集団礼拝後、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。






アレッポ県のサッハーラ村でも同様の抗議デモが発生した。

また、夜間には、イドリブ県のサルキーン市で抗議デモが発生した。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるハマー県、イドリブ県、アレッポ県を砲撃(2024年11月15日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村、タフタナーズ市を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリアぐがシャーム解放機構の支配下にあるタディール村、カフル・タアール村を砲撃した。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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内務省は、イスラエルの攻撃激化に伴い、ダマスカス郊外県ジュダイダト・ヤーブース国境通行所を経由した往来者が増加していることを踏まえて、出入国管理局と関税局の連携を強化する措置発表(2024年11月15日)

内務省は、イスラエルのレバノンおよびシリアへの攻撃激化に伴い、ダマスカス郊外県ジュダイダト・ヤーブース国境通行所を経由した往来者が増加していることを踏まえて、出入国管理局と関税局の連携を強化するための措置を講じると発表した。

措置の内容は以下の通り:

1. 公共および個人の乗客輸送車両は、最初に攻撃を受けた地点までの往来を許可する。
2. 出入国する全ての車両は、税関および出入国管理の検査を受けるものとする。
3. 出国する全ての車両には、税関からの出国許可書が発行され、その後、検問所で出入国管理局による正式な検査を受けるものとする。

SANA(11月15日付)が伝えた。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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