イスラエル軍はヒズブッラーのバルアシート地区の司令官アブー・アリー・リダーを殲滅したと発表(2024年11月4日)

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、ヒズブッラーのバルアシート地区の司令官アブー・アリー・リダーを殲滅したと発表した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月4日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して19回の攻撃を実施したと発表した。

イスラエル軍の発表によると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約90発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

レバノンの保健省は、9月23日以降の死者数が3日時点では3,002人、負傷者数は13,492人に達したと発表した。

ナハールネット(11月4日付)、NNA(11月4日付)、マナール・チャンネル(11月4日付)などが伝えた。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Naharnet, November 4, 2024、NNA, November 4, 2024、Qanat al-Manar November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を8件確認したと発表(2024年11月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間に米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、F/A-18戦闘攻撃機、A-10サンダーボルト攻撃機2機による領空侵犯を8件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月4日付)、タス通信(11月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 4, 2024、TASS, November 4, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民5,175人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民5,175人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月4日付)、タス通信(11月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 4, 2024、TASS, November 4, 2024をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル北部の重要標的2ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表:1機が占領下ゴラン高原に進入(2024年11月4日)

イラク・イスラーム抵抗は午後1時20分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル北部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

また、午後1時57分にも声明を出し、同じくイスラエル北部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

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これに関して、イスラエル軍は午前9時24分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて午前7時42分から47分にかけてゴラン高原南部で警報が発令され、イスラエル空軍が、東方からイスラエルに侵入した不審な航空標的1つと、同じく東方からイスラエル領に接近した不審な航空標的1つを撃破した、と発表した。

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シリア人権監視団によると、4日朝、イラク・イスラーム抵抗が発射した無人航空機1機が、占領下ゴラン高原領空に進入した。

ヒムス県タンフ国境通行所に違法に基地を設置し、駐留する米軍(有志連合)は迎撃に失敗したという。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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人民議会はジュライクース議員とアズィーズ議員に対する司法追及を許可することに同意(2024年11月4日)

『ワタン』(11月4日付)は、人民議会がアイハム・ジュライクース議員(ラタキア選挙区B部門)とマドルール・アズィーズ議員(ダイル・ザウル選挙区B部門)に対する司法追及を許可することに同意しました。

イナブ・バラディー(11月4日付)によると、このうちアズィーズ議員は4月13日、燃料、たばこ、羊、武器、食品、医療機器などの密輸容疑で、33人とともに起訴されていたが、無罪判決を得ていた。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024、al-Watan, November 4, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県カフルタハーリーム町で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月4日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるカフルタハーリーム町で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルと見られる武装集団が、ダイル・ザウル県アズバ村の地元評議会の議長を銃で撃ち、殺害(2024年11月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる正体不明の武装集団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるアズバ村の地元評議会の議長を銃で撃ち、殺害した。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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シリア国民軍はトルコ占領地とシリア政府支配地を結ぶアブー・ザンディーン村の通行所を再開:活動家らが抗議デモで通行を妨害するなか、何者かが通行所を砲撃し、1人が負傷(2024年11月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(11月4日付)などによると、シリア国民軍憲兵隊が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府支配地を結ぶアブー・ザンディーン村の通行所を再開し、1週間に1日に限ってシリア政府支配地からの移動を、また別の1日に「ユーフラテスの盾」地域からの移動を認めると発表した。

この決定を受けて、「ユーフラテスの盾」地域からシリア政府支配地に向けて車数十台が向かったが、活動家らが通行所とバーブ市を結ぶM4高速道路で座り込みデモを行い、道路を封鎖した。

これにより、「ユーフラテスの盾」地域からシリア政府支配地に向かおうとしていた数十人の移動が阻止された。



しかし、活動家らがデモを開始した数時間後、何者かが通行所を狙って砲撃を行い、人道支援団体の職員1人が負傷した。

砲撃は、AGS155mm砲か22ミリ機関銃によるものと見られる。

また、ジャラーブルス市近郊のガンドゥーラ町では、シリア国民軍憲兵隊の司令官(アブー・ハサン・マーリア)の車が何者かの銃撃を受けた。

シリア革命反体制勢力国民連立傘下のシリア暫定内閣国防省は10月23日、レバノンからの避難民などを受け入れるためにアブー・ザンディーン村の通行所を開放すると発表した。

だが、26日、再開に反対する活動家らが通行所とバーブ市を結ぶM4高速道路を封鎖していた。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるハマー県ジューリーン村を砲撃、これによりシリア軍兵士1人が死亡(2024年11月4日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃、これによりシリア軍兵士1人が死亡した。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局はイスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難し、同自治局の支配地に入ったシリア人およびレバノン人の数が20,276人に達していると発表(2024年11月4日)

北・東シリア地域民主自治局はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/aanes.official)などを通じて、イスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難し、同自治局の支配地に入ったシリア人およびレバノン人の数が20,276人に達していると発表した。

自治局によって設置されたレバノンからの入国者を担当する危機管理チームによると、内訳は以下の通り:

男性:7,508人
女性:6,208人
子供:6,445人

レバノン人:87人
遺体:28体


AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町近郊の農場3ヵ所(ヒズブッラーの諜報司令部所属の標的)を爆撃(2024年11月4日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午後6時5分頃、占領下ゴラン高原方面から首都ダマスカス南の民生の拠点多数に対して航空攻撃を行い、物的損害が生じた、と発表した。

SANA(11月4日付)が伝えた。

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イスラエル軍は午後8時59分にテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じてシリア領内のヒズブッラーの諜報司令部に属するテロ標的複数ヵ所に対する航空作戦を実施したと発表した。

発表によると、ヒズブッラーの諜報司令部は、諜報評価、諜報活動の指揮、諜報収集を担っており、シリア国内に支部1つを持ち、ヒズブッラーの諜報部門のトップであるハサン・アリー・ザイーマ(ハーシム・サフィーッディーン執行評議会議長とともにベイルート南部郊外ダーヒヤに対する爆撃で死亡)のもとで活動を行っていたという。

なお、2007年頃からシリア支部のトップを務めていたとされるマフムード・ムハンマド・シャヒーンもサフィーッディーン執行評議会議長らとともにベイルート南部郊外ダーヒヤに対する爆撃で死亡しているという。

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この爆撃に関して、外務在外居住者省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/Mofaexsy/)を通じて声明を出し、こうした攻撃が続くことは、イスラエルに対する抑止行動やその違反行為を止める措置が取られていない結果だと非難、国連加盟諸国に対して改めてイスラエルに攻撃と犯罪を止めさせるための緊急行動を求めた。

SANA(11月4日付)が伝えた。

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シャームFM(11月4日付)、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が爆撃したのは、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町南の農場3ヵ所。

これらの農場は、イラン・イスラーム革命防衛隊によって保養地、キャンプとして使用されていたもので、爆撃によって、レバノンのヒズブッラーのメンバー2人と身元不明者1人が死亡、5人が負傷した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って137回(うち111回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより251あまりの標的が破壊され、軍関係者274人が死亡、206人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:54人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):80人
「イランの民兵」の外国人メンバー:25人
シリア軍将兵:62人

また、民間人も51人が死亡、58人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:51回
ダルアー県:17回
ヒムス県:41回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:2回
ラタキア県:2回

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、兵力引き離し地域のフッリーヤ村に面する占領下ゴラン高原一帯にイスラエル軍が盛土や堀を強化するための作業を再開した。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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