イスラエル軍のレバノン南部への爆撃でレバノン軍兵士3人死亡、UNIFIL所属のガーナ軍兵士4人負傷(2024年11月20日)

ナハールネット(11月20日付)、NNA(11月20日付)、マナール・チャンネル(11月20日付)などによると、イスラエル軍は、レバノン南部のサファランド村にあるレバノン軍の基地を爆撃、これにより兵士3人が死亡した。

また、ラーミヤ村に対する爆撃でUNIFIL所属のガーナ軍兵士4人が負傷した。

20日の戦況に関して、イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、兵士1人がレバノン南部での戦闘で戦死したとする声明を発表した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月20日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して23回の攻撃を実施したと発表した。


AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Naharnet, November 20, 2024、NNA, November 20, 2024、Qanat al-Manar November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの軍事標的2ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年11月20日)

イラク・イスラーム抵抗は午後4時17分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル北部の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午後11時54分にも声明を出し、イスラエル南部の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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シリア軍とロシア軍の自爆型無人航空機がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県西部各所を攻撃(2024年11月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機3機が、シャーム解放機構の支配下にあるバフフィース村近郊にある「決戦」作戦司令室の陣地を攻撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、ロシア軍が発射した自爆型無人航空機複数機がタカード村を攻撃し、3人が負傷した。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領:「米軍がシリアから撤退することで生じるであろう新たな現状に対応する用意がある」(2024年11月20日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ブラジルでのG20サミットへの出席を終えて、帰国途中の機内で記者団の取材に応じ、そのなかで米軍がシリアから撤退することで生じるであろう新たな現状に対応する用意があると述べた。

エルドアン大統領は、クルディスタン労働者党(PKK)、民主人民党(PYD)、人民防衛隊(YPG)が米国の支援を受けて占領するシリア北東部は、トルコだけでなく、シリアにとっても極めて重要な地域だとしたうえで、この地域を浄化することはシリア政府にとって極めて重要なことだと述べた。

TRTハベル(11月20日付)などが伝えた。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024、TRT Haber, November 20, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県カッリー町、ダイル・ハッサーン村で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月20日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるカッリー町、ダイル・ハッサーン村で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。


また、アレッポ県のサッハーラ村でも同様のデモが行われた。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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イランを訪問中のサッバーグ外務在外居住者大臣は、アフマディヤーン国家最高安全保障評議会議長、ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当顧問、ペゼシュキヤーン大統領と個別に会談(2024年11月20日)

イランを訪問中のバッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は、首都テヘランでアリー・アクバル・アフマディヤーン国家最高安全保障評議会議長、アリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当顧問、マスウード・ペゼシュキヤーン大統領と個別に会談した。


会談では、二国間関係、地域および国際社会における共通の関心事、域内の危機解決や安定と安全保障の確立などについて議論が交わされた。

SANA(11月20日付)が伝えた。

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アサド大統領は2024年政令第286号および第286号を施行し、ダマスカス選挙区B部門とアレッポ県諸地域選挙区A部門の欠員を補充するための第4期人民議会の補欠選挙を実施することを決定(2024年11月20日)

アサド大統領は2024年政令第286号および第286号を施行し、ダマスカス選挙区B部門とアレッポ県諸地域選挙区A部門の欠員を補充するための第4期人民議会の補欠選挙を実施することを決定した。

これを受けて、最高司法選挙委員会の議長を務めるジハード・ムラード判事は、明日11月21日から、ダマスカス選挙区とアレッポ県諸地域選挙区で第4期人民議会補欠選挙の立候補者の受付を開始すると発表した。

SANA(11月20日付)が伝えた。

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イナブ・バラディー(11月20日付)によると、ダマスカス選挙区選出で、二重国籍などによって議員資格をはく奪されたのは、ムハンマド・ハムシュー氏、ムハンマド・ハーリド・ズバイディー氏、アナス・ハティーブ氏。

アレッポ県諸地域選挙区選出議員については、11月3日にマカーン・ムハナド・ハイル・ディヤーブ・マーシー議員(81歳)が死去していた。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はパルミラ遺跡で知られるヒムス県タドムル市を爆撃、36人が死亡、50人以上が負傷(2024年11月20日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午後1時半頃、米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)方面から、UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡で知られるタドムル市の複数の建物を狙って航空攻撃を行い、36人が死亡、50人以上が負傷、標的となった建物やその周辺が甚大な損害を受けたと発表した。

SANA(11月20日付)が伝えた。

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この爆撃を受けて、外務在外居住者省は声明を出し、地域諸国とその国民に対して続けられるシオニストの犯罪行為を反映したものとだとして、もっとも強い表現で非難、国連安保理がイスラエルに対して何らの決議も採択し得ないことで信頼を喪失していると指摘、国際社会に改めて人道的な義務を果たし、イスラエルの虐殺を阻止し、その指導者を処罰するよう求めた。

SANA(11月20日付)が伝えた。

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反体制系ニュース・サイトのパルミラ・ニュース・ネットワーク(11月20日付)によると、イスラエル軍の爆撃は、軍事情報局第221砂漠課、工業地区、タドムル市の墓地周辺に対して行われた。

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シリア人権監視団によると、爆撃はタドムル市工業地区の倉庫1棟、市内のレストランおよび周辺の建物複数棟を狙ったもので、 「イランの民兵」の外国人メンバー22人(ほとんどがイラク人民動員隊のヌジャバー運動のメンバー)、「イランの民兵」のシリア人メンバー56人(うち士官8人)、ヒズブッラーのメンバー4人の計82人が死亡、民間人7人を含む50人以上が負傷した。

タドムル市工業地区には、「イランの民兵」のイラク人メンバーの家族らが居住していたという。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がタドムル市を攻撃する前にイドリブ県農村地帯上空に飛来していた。

なお、同監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って152回(うち126回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより272あまりの標的が破壊され、軍関係者307人が死亡、262人が負傷した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って152回(うち126回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより273あまりの標的が破壊され、軍関係者384人が死亡、284人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:59人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):140人
「イランの民兵」の外国人メンバー:27人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人
タドムル市で死亡した外国人民兵(ほとんどがヌジャバー運動のメンバー):22人

また、民間人も62人(うち子供12人、女性16人)が死亡、69人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:54回
ダルアー県:17回
ヒムス県:50回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回



AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Palmyra News Network, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024、November 21, 2024などをもとに作成。

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