第78回国連総会に出席するために米国のニューヨークを訪れているバッサーム・サッバーグ外務在外居住者副大臣は国連本部でアントニオ・グテーレス事務総長と会談した。
会談で両者は、シリア政府と国連の協力関係のありよう、シリアが直面する課題に対する見方について意見を交わした。
サッバーグ外務在外居住者副大臣は、米国とEUによる一方的制裁がシリアの経済や人道状況に深刻な影響を与えていると指摘する一方、イスラエルが繰り返すシリア領内への侵犯行為が地域全体を不安定化させているとして、警鐘を鳴らした。
また、2月6日に発生したトルコ・シリア大地震に関しては、緊急支援を呼びかけたグテーレス事務総長に謝意を示した。
サッバーグ外務在外居住者副大臣はまた、赤十字国際委員会(ICRC)のミリアナ・スポリアリッチ総裁とも個別に会談し、協力関係の強化などについて意見を交わした。
SANA(9月24日付)が伝えた。
AFP, September 24, 2023、ANHA, September 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2023、‘Inab Baladi, September 24, 2023、Reuters, September 24, 2023、SANA, September 24, 2023、SOHR, September 24, 2023などをもとに作成。
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