シリア人権監視団、シャームFM(11月8日付)などによると、ラッカ県のラサーファ交差点とヒムス県のスフナ市の間に位置する砂漠地帯に展開するシリア軍の拠点複数カ所が、ダーイシュ(イスラーム国)の襲撃を受け、国防隊(予備部隊)隊員とシリア軍兵士34人(ほとんどが国防隊隊員)が死亡した(シリア人権監視団によると、死者はその後35人に増加した)。
これを受けて、ロシア軍戦闘機複数機が同地に対して爆撃を実施し、ダーイシュのメンバー7人を殺害した。
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イナブ・バラディー(11月8日付)によると、犠牲者のなかには、北・東シリア自治局の支配地からシリア政府支配地に石油を輸送するカーティルジー・インターナショナル・グループ社の社員らもおり、彼らはラッカ県でタンクローリーの車列が襲撃を受け死傷したという。
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この攻撃に関して、イスラーム国に近いアアマーク通信(11月11日付)に、ヒムス県東部の兵舎2ヶ所を攻撃し、シリア軍兵士と国防隊の隊員24人を殺害し、複数人を負傷させたと発表した。
AFP, November 8, 2023、ANHA, November 8, 2023、‘Inab Baladi, November 8, 2023、Reuters, November 8, 2023、SANA, November 8, 2023、Sham FM, November 8, 2023、SOHR, November 8, 2023、November 9, 2023などをもとに作成。