イドリブ県、アレッポ県、ラタキア県、ハマー県でシリア軍とシャーム解放機構、「決戦」作戦司令室が交戦(2023年11月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、アターリブ市、カスル村、サッハーラ村、カフル・タアール村、アブザムー町、カフル・ヌーラーン村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍の士官(大尉)が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のクバイナ丘一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区一帯で砲撃戦を行った。

この戦闘でシリア軍兵士1人が「決戦」作戦司令室によって狙撃されて死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タイバ町とジーザ町を結ぶ街道で、正体不明の武装集団が空軍情報部傘下の民兵のメンバー2人を銃で撃ち殺害した。

AFP, November 13, 2023、ANHA, November 13, 2023、‘Inab Baladi, November 13, 2023、Reuters, November 13, 2023、SANA, November 13, 2023、SOHR, November 13, 2023などをもとに作成。

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