スィラージュ・プレス(11月23日付)などは、シリア革命反体制勢力国民連立の元議長で無所属の反体制活動家のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏がトルコのアンタキア市郊外の自由シリア軍参謀委員会メンバーらを訪問し、モスクワ訪問の結果などについて意見を交わしたと報じた。
ハティーブ氏は参謀委員会メンバーらとの会合で、ロシアを含む多くの国が、ジュネーブ合意に基づく紛争解決プロセスにおいて、アサド政権の退陣を求めなくなっていると指摘したという。
ハティーブ氏と参謀委員会メンバーらは、アサド大統領および政権幹部の退任と引き替えに、国防、内務など既存の国家機関を維持するという方針で合意したという。
Siraj Press, November 23, 2014、al-Hayat, November 24, 2014、Kull-na Shuraka’, November 23, 2014などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.