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国内の暴力
ダマスカス県では、シリア人権監視団などによると、バルザ区、タダームン区に軍が激しい砲撃を加えた。
一方、SANA(4月5日付)によると、ジャウバル区、バルザ区で、軍が反体制武装集団と交戦し、ザイド・ブン・ハーリス連隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市で軍と反体制武装集団が交戦し、ムウダミーヤト・シャーム市が軍の砲撃を受けた。
一方、SANA(4月5日付)によると、アーリヤ市郊外、ドゥーマー市、ザマルカー町、バフダリーヤ村、フサイニーヤ町などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
また、ジャルマーナー市の住宅街に反体制武装集団が撃った迫撃砲が複数発着弾し、市民1人が死亡、11人が負傷した。
他方、AFP(4月5日付)は、シリア軍消息筋の話として、軍がダーライヤー市のサキーナ・サイイダ・モスクおよびその周辺の治安を回復したと報じた。
これに関して、SANA(4月5日付)は、反体制武装集団後のモスクは、破壊されており、大量の爆発物などが残されていたと報じた。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市各地区に軍が砲撃を行った。
一方、SANA(4月5日付)によると、ヒムス市カラービース地区、ジュッブ・ジャンダリー地区、ワルシャ地区、バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ラスタン市、ダブア市、アーバル市、キーフィーン市、タルビーサ市などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区東部で軍と反体制武装集団が交戦した。
またアレッポ国際空港、ナイラブ航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦し、反体制武装集団がアズィーザ市、ジスル・アッサーン村を奪還する一方、軍はサフィーラ市に砲撃を加えた。
一方、SANA(4月5日付)によると、アナダーン市、バヤーヌーン町、フライターン市、ラスム・アッブード村、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、外国人戦闘員など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またアレッポ市では、マルジャ地区、ブスターン・バーシャー地区、アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、第17師団周辺で軍と反体制武装集団が交戦した。
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ダルアー県では、反体制消息筋によると、対ヨルダン国境のナスィーブ通行所を防衛する軍の駐屯地1カ所を反体制武装集団が制圧した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(4月5日付)によると、軍がユーフラテス川でミスラーブ村に向かおうとしていた船舶2籍を破壊した。船には外国人戦闘員が乗っていたという。
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イドリブ県では、SANA(4月5日付)によると、ビーシュラームーン市、アイン・バーラ村、ジスル・シュグール市、マアッラト・ヌウマーン市、ラーム・ハムダーン市、マアッラトミスリーン市、サラーキブ市、タッル・サラムー市、ウンム・ジャリーン村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(4月5日付)によると、ムーリク市、タッル・アトシャーン村、カフルヌブーダ町などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラタキア県では、SANA(4月5日付)によると、アイン・アシャラ村、トゥッファーヒーヤ村、ラトバ村、カールーラ村、アイン・ムール村、ズワイク村、バイト・アワーン村で、軍がシャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃し、戦闘員を殺傷、装備を破壊した。
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『ハヤート』(4月6日付)によると、「避難民、名誉、尊厳が我々の主題だ」と銘打ってダマスカス郊外県のカフルバトナー町、ヤブルード市、イドリブ県のハーッス村、カフルナブル市、アリーハー市、アレッポ県のアレッポ市ブスターン・カスル地区、アイン・アラブ市などで反体制デモが発生した。
反体制勢力の動き
イスラーム旅団報道官のイスラーム・アッルーシュ大尉は、クッルナー・シュラカー(4月5日付)に送った声明のなかで、ダマスカス県内の治安施設近くの住民に対して避難するよう呼びかけ、県内でテロ・攻撃を行うことを示唆した。
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クッルナー・シュラカー(4月5日付)は、イスラーム旅団の報道官を名乗るイスラーム・アッルーシュ大尉が、「アドラー市解放作戦で、多数のイラン人、イラク人、レバノン人戦闘員を殺害し、同市の70%を解放した」と主張した。真偽は定かでない。
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自由シリア軍合同司令部中央広報局のファフド・ミスリーは声明を出し、カースィム・サアドッディーン空軍大佐を正式な報道官に任命したと発表した。
諸外国の動き
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はドイツ訪問に先立って、ドイツのARDのインタビューに応じ、そのなかで「戦闘の即時停止と、すべての当時者が交渉のテーブルに着く」必要があるとしたうえで、「双方(政府と反体制武装集団)の戦闘停止と(反体制武装集団への)武器供与の停止をしなくてはならないと思う」と述べた。
シリア政府への武器供与に関して、プーチン大統領は「彼らは、ロシアがアサドに武器を供与している、と常に言っている。しかし、合法的な政府への武器供与を禁じられるものなどない…。国際法…はむしろ、国の治安を揺るがそうとする勢力に武器を供与することを禁じている」と反論した。
また「彼らは、アサドが国民を殺していると言うが、武装した反体制集団に対してそうしていることを実は知っている。今起きていることは虐殺、大災難であり、それを止めねばならない。すべての紛争当時者が交渉のテーブルに着かねばならない」と強調した。
そのうえで「我々の姿勢の本質とは何か?我々のパートナー(西側諸国)の提案通り、アサドが今日去ったとしても、次の日に我々は何をして、どこに向かうのか?リビアがどこに向かうのかは明らかではなく、同国は事実上三つに分割されてしまったではないか」と述べ、西側諸国の介入を批判した。
そして「それゆえ我々の姿勢は、すべての当時者が交渉のテーブルに着き、将来の国の運営への参加の方法をめぐって合意するというもので、そのうえでこの計画を国際社会の保証のもと、実現するために前進することだ」と主張した。
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UNICEFのマルキスィ・メルカド報道官はジュネーブでの記者会見で、「ニーズは急速に増加し、我々は破産している」と述べ、ヨルダンに大量流入するシリア人避難民に対応しきれない実情に警鐘を鳴らした。
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ヨルダンのシリア避難民問題担当報道官のアンマール・ハンムードは、AFP(4月5日付)に対して、ザアタリー避難民キャンプに収容されていたシリア人避難民のうち約35,000人がシリアに帰国したと発表した。
AFP, April 5, 2013、Akhbar al-Sharq, April 5, 2013、al-Hayat, April 6, 2013、Kull-na Shuraka’, April 5, 2013、Kurdonline, April 5, 2013、Naharnet,
April 5, 2013、Reuters, April 5, 2013、SANA, April 5, 2013、UPI, April 5,
2013などをもとに作成。
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