シリア国内の暴力:アレッポ、イドリブでシリア軍とヌスラ戦線らが交戦(2014年11月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員と交戦、ブライジュ村近郊のアーグーブ高地、アレッポ中央刑務所近郊の軍拠点1カ所を制圧、これを受けシリア軍が同地を「樽爆弾」で空爆した。

またドゥラル・シャーミーヤ(11月29日付)によると、サラーティーン末裔、ハズム運動などからなる武装集団がハンダラート・キャンプ近郊のファウワーズ高地などを制圧したという。

一方、ザフラー町では、シャームの民のヌスラ戦線による爆破と思われる爆発が発生した。

他方、SANA(11月29日付)によると、アレッポ市ハナーヌー地区、ジャービリーヤ地区、カースティールー地区、ハイダリーヤ地区周辺、ライラムーン地区、フライターン市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ファーティヒーン末裔旅団、サラージカ旅団、スルターン・ムラード旅団、スルターン・アブドゥルハミード旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヌッブル市、ザフラー町周辺では、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がムシャイリファ村を空爆し、子供3人を含む4人が死亡した。

またヒムス市・サラミーヤ市街道で、シリア軍、国防隊が反体制武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月29日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサーが、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、マアッラトフルマ村、ラカーヤー村、カフルズィーター市(ハマー県)、ヒーシュ村、カウカバー村、フバイト村など15カ村、シャフシャブー山、ザーウィヤ山、マアッラト・ヌウマーン市を完全制圧した。

制圧に先立って、シリア革命家戦線のアンサール旅団が同地から撤退、シャーム自由人イスラーム運動が指導する兵力引き離し部隊が展開したという。

一方、SANA(11月29日付)によると、ウライ村、イブリーン村、マアッラトミスリーン市、サルジャ村、ラーミー村、ビダーマー町、ハッルーズ村、タッル・バキール村、アブー・ズフール町、カフルサジュナ村、サルミーン市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・シャーム大隊、ハック旅団、タウヒード旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市などをシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月29日付)によると、ウンム・サフリージュ村、東サラーム村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市、インヒル市をシリア軍が空爆、同地一帯でシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月29日付)によると、シャイフ・マスキーン市、ダーイル、イブタア、ダルアー市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人イスラーム運動、ムウタッズ・ビッラー旅団、ヤルムーク軍、ファールーク旅団、シャームの剣旅団、ハウラーン大隊タウヒード旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 29, 2014、AP, November 29, 2014、ARA News, November 29, 2014、Champress, November 29, 2014、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2014、al-Hayat, November 30, 2014、Kull-na Shuraka’, November 29, 2014、al-Mada Press, November 29, 2014、Naharnet, November 29, 2014、NNA, November 29, 2014、Reuters, November 29, 2014、SANA, November 29, 2014、UPI, November 29, 2014などをもとに作成。

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