アル=カーイダおよび関連組織に対する国連安保理の制裁委員会の専門家は、3月末に安保理に提出した報告書のなかで、2万2,000人の外国人戦闘員が約100カ国からシリア、イラクに潜入し、ダーイシュ(イスラーム国)やアル=カーイダ系武装集団に参加していることを明らかにした。
報告書によると、シリア、イラク以外でもアフガニスタンで6,500人、イエメン、リビア、パキスタン、ソマリアで数百人の外国人ジハード主義者が戦闘員として活動しているという。
また報告書では、「シリア、イラクに入った外国人戦闘員数千人は…、1990年代のアフガニスタンがそうだったように、過激派にとっての「国際的なフィニッシング・スクール」のようになっている」と指摘しているという。
ロイター通信(4月1日付)が伝えた。
AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。
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