イスラエルのベネット教育大臣は「もしイスラエルがゴラン高原にいなかったとしたら、ティベリアス湖でダーイシュ(イスラーム国)が泳いでいる」と述べ、国際社会にゴラン高原占領の承認を求める(2015年6月7日)

イスラエルのナフタリ・ベネット教育大臣(「ユダヤ人の家」所属)は、ヘルツェリア会議で「自由世界の指導者たち」に、シリア領ゴラン高原におけるイスラエルの主権を承認するよう呼びかけた。

ゴラン高原は1967年の第3次中東戦争でイスラエル軍が占領し、1980年に一方的に併合を宣言したシリアのクナイトラ県の西部一帯の地域。

ベネット教育大臣は「もしイスラエルがゴラン高原にいなかったとしたら、ティベリアス湖でダーイシュ(イスラーム国)が泳いでいるのを我々は目にしていただろう…。今後5年間、すなわち約1万5,000日でゴランに定住させる入植者の数値目標を10万人とすべきだ」と述べた。

『ハヤート』(6月9日付)が伝えた。

AFP, June 8, 2015、AP, June 8, 2015、ARA News, June 8, 2015、Champress, June 8, 2015、al-Hayat, June 9, 2015、Iraqi News, June 8, 2015、Kull-na Shuraka’, June 8, 2015、al-Mada Press, June 8, 2015、Naharnet, June 8, 2015、NNA, June 8, 2015、Reuters, June 8, 2015、SANA, June 8, 2015、UPI, June 8, 2015などをもとに作成。

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