アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、マーリア市北部に位置するタラーリーン村でジハード主義武装集団と交戦し、同村の西部を掌握、同村一帯を完全制圧した。
タラーリーン村は、トルコとアレッポ市を結ぶ兵站路上に位置する戦略的要衝で、同村を制圧したことで、ダーイシュはアレッポ市北部の反体制武装集団の拠点であるマーリア市を完全包囲した。
同監視団によると、同地で9日から激化していた戦闘で、マーリア市、ウンム・フーシュ村、タラーリーン村を拠点とするジハード主義武装集団戦闘員76人と、ダーイシュ45人が死亡した。
マーリア市完全包囲に際して、ダーイシュは爆弾を積んだ車で6回にわたり自爆攻撃などを行った。
タッラーリーン村、ウンム・フーシュ村、そしてマーリア市は、米トルコ両政府が「安全地帯」設置で合意したとされる地域内に位置し、米国がトルコとともにダーイシュの排除を企図している。
一方、SANA(8月15日付)によると、ワディーヒー村、ブラート村、サフィール市東部、東クワイリス町一帯、アルバイド村、ジャディーダ村、航空士官学校一帯で、シリア軍が反ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(8月15日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外三角地帯、タドムル市、ジャズル・ガス採掘所一帯、ワーディー・ザカーラ、フナイフィース村、カルヤタイン市を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, August 15, 2015、AP, August 15, 2015、ARA News, August 15, 2015、Champress, August 15, 2015、al-Hayat, August 16, 2015、Iraqi News, August 15, 2015、Kull-na Shuraka’, August 15, 2015、al-Mada Press, August 15, 2015、Naharnet, August 15, 2015、NNA, August 15, 2015、Reuters, August 15, 2015、SANA, August 15, 2015、UPI, August 15, 2015などをもとに作成。
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