ロシアのラブロフ外務大臣が「第2回カイロ大会」の主導者らと会談(2015年8月15日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、「第2回カイロ大会」の開催を主導したハイサム・マンナーア氏(「カフム」代表)、ハーリド・マハーミード氏、ジャマール・スライマーン氏、ジハード・マクディスィー氏と会談した。

シリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ3」開催に向けてロシア外務省高官らと折衝を行うためにモスクワを訪問したマンナーア氏らに対して、ラブロフ外務大臣は「モスクワ訪問は、あなたがたにとってこれが初めてではない。しかし、前回の会談と異なっているのは、我々は今回は、シリアの現状を受け入れられないとの共通の理解のもとに会していることだ」と述べた。

そのうえで、ラブロフ外務大臣は、ジュネーブ合意(2012年6月)の原則やスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表のイニシアチブに沿って、政治的解決を実現するために国際社会が努力を結集すべきだと述べた。

クッルナー・シュラカー(8月15日付)などが伝えた。

AFP, August 15, 2015、AP, August 15, 2015、ARA News, August 15, 2015、Champress, August 15, 2015、al-Hayat, August 16, 2015、Iraqi News, August 15, 2015、Kull-na Shuraka’, August 15, 2015、al-Mada Press, August 15, 2015、Naharnet, August 15, 2015、NNA, August 15, 2015、Reuters, August 15, 2015、SANA, August 15, 2015、UPI, August 15, 2015などをもとに作成。

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