マフムード・ズウビー情報大臣は、イランの首都テヘランで開幕した第8回イスラームラジオ・テレビ連合総会に出席し、基調演説を行った。
演説のなかで、ズウビー情報大臣は「シリアは今日、モスクや教会が標的となり、イスラーム教徒、キリスト教徒、子供、女性が、思想的・宗教的・政治的な帰属に関係なく、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線、そして穏健な反体制派に反対したという理由だけで殺されている」と述べたうえで、「シリア、イラク、エジプト…の立憲制に対するテロ攻撃はイスラエルの占領政体に資するだけだ」と警鐘を鳴らした。
ズウビー情報大臣はまた「シリアは鼓動するアラブの心臓であるだけでなく、鼓動するイスラーム教・キリスト教の心臓でもあり、イスラーム共同体、そして全世界に代わってテロと戦っている」と主張し、「シリア国民…、シリア政府、その長であるバッシャール・アサド大統領の存在に抵触するような政治プロセスは誤った選択肢だ」と強調した。
AFP, August 16, 2015、AP, August 16, 2015、ARA News, August 16, 2015、Champress, August 16, 2015、al-Hayat, August 17, 2015、Iraqi News, August 16, 2015、Kull-na Shuraka’, August 16, 2015、al-Mada Press, August 16, 2015、Naharnet, August 16, 2015、NNA, August 16, 2015、Reuters, August 16, 2015、SANA, August 16, 2015、UPI, August 16, 2015などをもとに作成。
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