ドイツのアンゲラ・メルケル首相は国会で、「シリア危機におけるロシアの役割を無視することはできない」としたうえで、シリアの紛争を終息させ、イスラーム過激派を根絶するには、「米国、ロシアと協力する必要があり、そうしなければ解決は達成できない」と述べた。
ドイツ政府は、シリア紛争に関して、アサド政権に混乱の原因はあると批判しつつも、その退陣については明確には要求していない。
これに関して、『ハヤート』(9月14日付)は、ドイツが、米国によって主導される対ロシア包囲網から事実上脱退したと伝えた。
AFP, September 13, 2015、AP, September 13, 2015、ARA News, September 13, 2015、Champress, September 13, 2015、al-Hayat, September 14, 2015、Iraqi News, September 13, 2015、Kull-na Shuraka’, September 13, 2015、al-Mada Press, September 13, 2015、Naharnet, September 13, 2015、NNA, September 13, 2015、Reuters, September 13, 2015、SANA, September 13, 2015、UPI, September 13, 2015などをもとに作成。
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