在トルコの反体制活動家(シリア国民連合、シリア民主主義者連合)がロシアによるシリアへの軍事・技術支援を批判、これを支援する国内の反体制派を牽制(2015年9月26日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ロシアによるシリアへの軍事・技術支援強化に関して「シリアにおけるロシア軍の展開は占領に他ならず…、国を分割し、その一体性を破壊し、主権を侵害するもので、テロとの戦いではなく体制を支援するもの」と非難した。

シリア革命反体制勢力国民連立は、2012年末の発足時に欧米諸国から「シリア国民の唯一の正統な代表」として認定され、米国など有志連合によるシリア領への空爆や、トルコによる「安全地帯」(飛行禁止空域)の設定、さらにシャームの民のヌスラ戦線などによる武装闘争に対して支持の姿勢を示してきたが、2014年以降は、トルコ、サウジアラビアを除く支援国から黙殺されるようになっている。

また、2015年7月半ばにシリア革命反体制勢力国民連立からの脱会を宣言したシリア民主主義者連合も声明を出し、「一部の反体制派が我が国におけるロシア軍の駐留受け入れ、それが我々に有利な政治的解決を実現することに資すると発表したことに懸念を示している」と表明し、ロシア軍の軍事・技術支援強化を是認する民主的変革諸勢力国民調整委員会などの国内の反体制派を牽制した。

AFP, September 26, 2015、AP, September 26, 2015、ARA News, September 26, 2015、Champress, September 26, 2015、al-Hayat, September 27, 2015、Iraqi News, September 26, 2015、Kull-na Shuraka’, September 26, 2015、al-Mada Press, September 26, 2015、Naharnet, September 26, 2015、NNA, September 26, 2015、Reuters, September 26, 2015、SANA, September 26, 2015、UPI, September 26, 2015などをもとに作成。

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