アレッポ県北部、ダマスカス郊外県でロシア軍、シリア軍が空爆・砲撃、ヌスラ戦線らとの戦闘を続ける(2016年2月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市バニー・ザイド地区、シャッアール地区、マシュハド地区、サーリヒーン地区を砲撃、またロシア軍と思われる戦闘機がカフルハムラ村、バヤーヌーン町、ハイヤーン町、アンダーン市を21回以上にわたり空爆した。

ロシア軍と思われる戦闘機はまた、タッル・リフアト市一帯を空爆した。

さらに、ハーン・トゥーマーン村郊外の森林地帯では、シリア軍、国防隊、アラブ系・アジア系外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、ARA News(2月9日付)によると、シリア軍が、西クルディスタン移行期民政局の実効支配下にあるアフリーン市郊外のジャトル・サーリタ村を「樽爆弾」で空爆した。

同村は最近になって、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊によって制圧されたばかりだという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のタッル・サワーン町一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、シリア軍がウーターヤー町、ナシャービーヤ町一帯を砲撃した。

一方、SANA(2月11日付)、赤十字国際委員会によると、マダーヤー町に籠城する反体制武装集団が、赤十字国際委員会とシリア赤新月社による人道支援チームの車輌に対して発砲し、3人が負傷した。

これに対して、マダーヤー町地元革命評議会広報局は11日に声明を出し、車列に発砲したとの報道を否定した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がタルビーサ市、ティールマアッラ村、イッズッディーン村、ガントゥー市・ティールマアッラ村間の街道を14回以上にわたり空爆し、女性1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山、トルクメン山一帯でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アラブ系・アジア系外国人戦闘員が、ロシア軍士官の指揮のもと、第1沿岸師団、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・シャーム、第2沿岸師団、トルキスターン・イスラーム党、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(2月9日付)によると、シリア軍がナイーマ村北東部、タファス市でシャームの民のヌスラ戦線、ムウタスィム・ビッラー旅団などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 9, 2016、AP, February 9, 2016、ARA News, February 9, 2016、Champress, February 9, 2016、al-Hayat, February 10, 2016、Iraqi News, February 9, 2016、Kull-na Shuraka’, February 9, 2016、February 10, 2016、al-Mada Press, February 9, 2016、Naharnet, February 9, 2016、NNA, February 9, 2016、Reuters, February 9, 2016、SANA, February 9, 2016、February 10, 2016、UPI, February 9, 2016などをもとに作成。

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