「シリアの友連絡グループ」の軍事作戦司令室はシリア北部、南部の武装集団約50組織に米露による敵対行為停止合意の遵守を求める(2016年2月25日)

『ハヤート』(2月26日付)は、米国、サウジアラビア、トルコなど「シリアの友連絡グループ」諸国の諜報機関の代表からなる駐トルコおよび駐ヨルダンの軍事作戦司令室は、シリア北部で活動を続ける「穏健な反体制派」25組織と、南部で活動を続ける約30組織に対して書簡を送り、米・ロシアによる敵対行為の停止に関する合意に沿って、停戦に応じるよう要請した、と伝えた。

また、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動や非アル=カーイダ系のイスラーム軍を含む武装集団の幹部らは、米・ロシアによる敵対行為の停止に関する合意を受け、湾岸アラブ諸国を訪問し、対応を協議したという。

AFP, February 25, 2016、AP, February 25, 2016、ARA News, February 25, 2016、Champress, February 25, 2016、al-Hayat, February 26, 2016、Iraqi News, February 25, 2016、Kull-na Shuraka’, February 25, 2016、al-Mada Press, February 25, 2016、Naharnet, February 25, 2016、NNA, February 25, 2016、Reuters, February 25, 2016、SANA, February 25, 2016、UPI, February 25, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.