シリア国民連合のアブー・ハトブ暫定内閣首班は、アル=カーイダ系組織の支配地域に入り、地元の活動家と閣僚選出などについて協議(2016年5月20日)

『ハヤート』(5月21日付)によると、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立のジャワード・アブー・ハトブ暫定内閣首班は、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の支配下にあるイドリブ県にトルコ国境を経由して入り、アレッポ県、イドリブ県、ハマー県の地元評議会の代表らと会談した。

会談では、暫定内閣の発足、とりわけ閣僚の人選と、暫定内閣の円滑な活動を支えるための武装集団の役割などについて意見が交わされたという。

シリア革命反体制勢力国民連立によると、会合でアブー・ハトラ首班は、暫定内閣がシリア領内で活動、ないしはシリア国内に影響力を行使し得る諸組織から構成され、「解放区」における福祉の拡充などに力を入れると述べたという。

AFP, May 20, 2016、AP, May 20, 2016、ARA News, May 20, 2016、Champress, May 20, 2016、al-Hayat, May 21, 2016、Iraqi News, May 20, 2016、Kull-na Shuraka’, May 20, 2016、al-Mada Press, May 20, 2016、Naharnet, May 20, 2016、NNA, May 20, 2016、Reuters, May 20, 2016、SANA, May 20, 2016、UPI, May 20, 2016などをもとに作成。

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