YPG主体のシリア民主軍は今度はアレッポ市北東部から米主導の有志連合の航空支援を受けてダーイシュ支配地域に進軍(2016年8月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団などによると、有志連合と思われる戦闘機が県北部のマーリア市南部一帯(ハルバル村、ウンム・フーシュ村、イフラス村など)のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、地上では西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する革命家軍、北部軍が人民防衛隊とともに同地でダーイシュと交戦した。

この戦闘で、シリア民主軍所属部隊は、ハルバル村、ウンム・フーシュ村、タッル・カッラーフ村を制圧し、アレッポ県におけるダーイシュの最大拠点であるバーブ市から30キロの地点にまで接近した。

同部隊は、西クルディスタン移行期民政局が実効支配するアフリーン市方面から進軍したという。

AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。

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