ヒムス県北部の反体制派代表がロシアによる停戦と緊張緩和地帯追加指定への対応について協議し、アル=カーイダ系のシャーム解放機構と戦わないことを決定(2017年8月5日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(8月5日付)によると、県北部で活動を続けてきた反体制武装集団、民政組織代表、ウラマー評議会代表、シューら評議会代表ら約50人がタルビーサ市で回答を開き、3日のロシアによる県北部の停戦と緊張緩和地帯追加指定への対応について協議した。

4時間以上にわたって続いたこの会合で、参加者は以下5点を停戦受諾の条件とすることを確認した。

1. ハマー県北部の主要な武装集団が発表した声明に基づき、ロシア以外の国(トルコ)を緊張緩和地帯設置の保障国とすること。
2. ヒムス県とハマー県を結ぶ国際幹線道路(オートストラード)を開放しないこと。
3. シャーム解放機構と戦闘しないこと。
4. 武器を引き渡さないこと。
5. いかなる強制移住にも応じないこと。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

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