シリア軍はダーイシュとの戦闘の末にヒムス県東部のマヌーフ村を制圧(2017年8月7日)

ヒムス県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ町東部一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を集中的に攻撃し、マフーフ村を制圧した。

シリア軍はまた、ダイル・ザウル県との県境に位置するフマイマ村一帯のダーイシュ拠点などを空爆した。

SANA, August 7, 2017

一方、シリア人権監視団によると、スフナ市入口付近で、シリア軍第1師団の部隊がダーイシュの要撃を受け、将兵37人が死亡した。

第1師団の部隊は、スフナ市の三つの地区を制圧、現在もロシア軍の航空支援を受けて市内でダーイシュに対する掃討作戦を継続しているという。

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ダイル・ザウル県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍はダイル・ザウル市南部の墓地地区一帯、アッルーシュ丘一帯、ジャフラ村などのダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、同地のほか、第137連隊基地一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、ブガイリーヤ村でダーイシュと交戦した。

これに対して、ダーイシュはシリア政府支配下のダイル・ザウル市内の住宅街を砲撃し、3人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍が県東部のハシャービーヤ村、ファースィダ村、アブー・フバイラート村、ジャニー・アルバーウィー村、北ダキーラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ラッカ県では、SANA(8月7日付)によると、県南東部のブーリヤ山一帯、マアダーン町一帯、フマイスィーヤ村一帯、ジャービル村一帯、ヌマイサ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

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