ロシアのラヴロフ外務大臣「エジプト、サウジアラビアとともに反体制派の統一代表団設置に向けて協力し合っている」(2017年8月21日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでエジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣と会談し、シリア情勢などへの対応について協議した。

会談後の共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は、ロシアがエジプトおよびサウジアラビアと次回のジュネーブでのシリア政府と反体制派の和平協議に向けて、反体制派の統一代表団設置に向けて協力し合っていることを明らかにした。

ジュネーブ・プロセスにおいて、ロシアは「モスクワ・プラットフォーム」(モスクワ・リスト)を後援、またエジプトは「カイロ・プラットフォーム」」(カイロ宣言グループ)を庇護している。

なお、ダマスカス郊外県東グータ地方、ヒムス県北部での戦闘停止、緊張緩和地帯設置、人道支援物資搬入にかかるロシアと反体制武装集団の停戦合意は、エジプトを拠点に活動しているアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏(シリア・ガド潮流代表、シリア・エリート部隊を指揮)が仲介している。

ARA News(8月21日付)が伝えた。

AFP, August 21, 2017、AP, August 21, 2017、ARA News, August 21, 2017、Champress, August 21, 2017、al-Hayat, August 22, 2017、Kull-na Shuraka’, August 21, 2017、al-Mada Press, August 21, 2017、Naharnet, August 21, 2017、NNA, August 21, 2017、Reuters, August 21, 2017、SANA, August 21, 2017、UPI, August 21, 2017などをもとに作成。

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