シリア軍はシャーム解放機構とダーイシュが交戦するハマー県北東部でシャーム解放機構から3カ村を奪還(2017年10月29日)

ハマー県では、『ハヤート』(10月30日付)によると、シリア軍は県北東部のハムラー村、サアン町からイドリブ県アブー・ダーリー村にいたるシャーム解放機構支配地域(シャーム解放機構とダーイシュ(イスラーム国)が混戦する地域)を激しく空爆した。

スプートニク・ニュース(10月29日付)によると、シリア軍はこれによりラスム・ティーナ村、新ムシャイリファ村、ムシャイリファト・アウダート村を制圧したという。

ヒズブッラーの中央戦争広報局によると、この戦闘でシリア軍側はシャーム解放機構の戦闘員や司令官合わせて30人以上を殲滅したという。

また、SANA(10月29日付)によると、シリア軍は県北東部のヒルバト・ジュワイイド村一帯、タンム・ハワー村一帯、アブー・ラッファ村一帯でシャーム解放機構と交戦した。

このほか、『ハヤート』(10月30日付)によると、シリア軍はラターミナ町を砲撃し、複数人が死傷した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月29日付)によると、シリア軍が東グータ地方のハムーリーヤ市、サクバー市を砲撃し、11人が死亡した。

AFP, October 29, 2017、ANHA, October 29, 2017、AP, October 29, 2017、ARA News, October 29, 2017、Champress, October 29, 2017、al-Durar al-Shamiya, October 29, 2017、al-Hayat, October 30, 2017、Kull-na Shuraka’, October 29, 2017、al-Mada Press, October 29, 2017、Naharnet, October 29, 2017、NNA, October 29, 2017、Reuters, October 29, 2017、SANA, October 29, 2017、UPI, October 29, 2017などをもとに作成。

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