マティス米国防長官「ダーイシュから解放した広範な地域をトルコに割譲することで合意したが、マンビジュ市の処遇は決まっていない」(2018年2月18日)

ジェームズ・マティス米国防長官は欧州からの帰国途上の機内で記者団に対して、16日のレックス・ティラーソン米国務長官とトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣のアンカラでの会談での合意内容を明らかにした。

それによると、米国とトルコ、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)の支配から解放したシリア領内の広範な地域をトルコに割譲することで合意したという。

両国の間で争点となっているアレッポ県のマンビジュ市に関しては、「この問題について最終的な解決には至っていないが、この点に関して両者による行動は行われている」と述べた。

一方、4月7日の米主導の有志連合によるダイル・ザウル県の爆撃で、ロシア人傭兵多数が死傷した問題に関して、「ロシアは、一部の請負業者(民間軍事会社)がこの攻撃に関与していると言うようになった…。おそらく、攻撃は、我々がホットラインを通じて調整しているロシアの士官が承知しないところで起きたのだろう」と述べた。

しかし、マティス国防長官は「とはいえ、250人から300人が率先してユーフラテス川を渡河して敵地に入り…、砲撃を行い、戦車を進撃させたというのは疑わしい…。彼らに司令を下していた者がいる。司令が(シリア)国内からのものか、外国からのものかは分からない。いずれにせよ、我々は曖昧な点を解明したい」と付言した。

ロイター通信(2月18日付)が伝えた。

AFP, February 18, 2018、ANHA, February 18, 2018、AP, February 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2018、al-Hayat, February 19, 2018、Reuters, February 18, 2018、SANA, February 18, 2018、UPI, February 18, 2018などをもとに作成。

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