シリア・ロシア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃し、IDPs3人と戦闘員7人が死亡、シリア軍の砲撃でアレッポ県のホワイト・ヘルメットの拠点が利用不能に(2019年11月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がタフターヤー村、シャイフ・ムスタファー村、カフルサジュナ村、バスィーダー村、ナキール村、ラカーヤー村、ジャバーラー村、マアッラト・ハルマ村南、ムシャイリファ一帯、ダール・カビーラ村を爆撃した。

この爆撃で国内避難民(IDPs)の一家3人(ハマー県ラターミナ町出身)がダール・カビーラ村で死亡したほか、各所で戦闘員7人が死亡した。

シリア軍戦闘機もジスル・シュグール市、ジャーヌーディーヤ町、クファイル村一帯を爆撃、地上部隊もタッル・トゥーカーン村、ナキール村、シャイフ・ムスタファー村、ラカーヤー村、バーブーリーン村、マアッラト・ハルマ村、マアッラト・ヌウマーン市一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがシャーム解放機構などの支配下にあるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊が同地のほか、トゥッファーヒーヤ村、フドル丘を砲撃した。

またシリア軍戦闘機がカッバーナ村一帯とトゥッファーヒーヤ村を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャズラーヤー村、アンダーン市を砲撃、アンダーン市ではホワイト・ヘルメットの拠点が被弾し、利用不能となった。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がサルマーニーヤ村一帯を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はジューリーン村のシリア軍基地を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県4件、ラタキア県9件、アレッポ県6件、ハマー県8件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を25件(イドリブ県7件、ラタキア県9件、アレッポ県6件、ハマー県3件)確認した。

AFP, November 5, 2019、ANHA, November 5, 2019、AP, November 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 5, 2019、Reuters, November 5, 2019、SANA, November 5, 2019、SOHR, November 5, 2019、UPI, November 5, 2019などをもとに作成。

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