ロシア・シリア軍がイドリブ刑務所、マアッラト・ヌウマーン市の市場を爆撃し、30人以上死亡(2019年12月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がイドリブ市郊外のイドリブ刑務所およびその周辺を爆撃し、女性1人、子ども2人、男性1人、シャーム解放機構戦闘員2人の合わせて6人が死亡、25人以上が負傷した。


爆撃に乗じて、収監者複数が脱獄し、シャーム解放機構の治安部隊が捜索活動を行っているという。

また、シリア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市のハール市場を爆撃し、女性2人を含む13人が死亡した。

ロシア・シリア両軍戦闘機はさらに、県各所を爆撃し、トルコ軍監視所が設置されているサルマーン村では女性1人が、サラーキブ市では1人が、カナーイス村では1人が死亡した。

シリア軍ヘリコプターもジャバーラー村、ハザーリーン村を「樽爆弾」で爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がヒルバト・ナークース村、アムキーヤ町を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った砲弾がアレッポ市アシュラフィーヤ地区、スィルヤーン・ジャディーダ地区に着弾した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県10件、ラタキア県3件、アレッポ県5件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を50件(イドリブ県34件、ラタキア県10件、アレッポ県0件、ハマー県6件)確認した。

AFP, December 2, 2019、ANHA, December 2, 2019、AP, December 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 2, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 2, 2019、Reuters, December 2, 2019、SANA, December 2, 2019、SOHR, December 2, 2019、UPI, December 2, 2019などをもとに作成。

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