イドリブ県では、SANA(2月4日付)によると、シリア軍は、サラーキブ市一帯でシャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)との戦闘を続け、M4およびM5高速道路沿線の22カ村を新たに解放した。
マルディーフ村、タッル・マルディーフ村、トゥワイル・タウィール・ハリーブ村、バリーサ村、ハマーダート村、ウンム・シャルシューフ村、タッル・スルターン村、ミンタール村、ハシャーヒーシュ村、ラーキム丘、ラーキム村、ワスィータ丘、ワスィータ村、タウィール山、放棄された大隊基地、ムシャイリファ村、タウィール・シャイフ村、シューハ村、ラアス・アイン村、フィルドゥース丘など。
一方、シリア人権監視団も、シリア軍が反体制武装集団が撤退した20カ村を新たに制圧したと発表した。
20カ村は以下の通り:シャイフ・イドリース村、ブジュガース村、ライヤーン村、タッル・ルンマーン村、バーリーサー村、ハマーマート村、タッル・スルターン村、ウンム・シャルシューフ村、ハシャーヒーシュ村、タッル・イブラーヒーム村、タウィール山、放棄された大隊基地、バリーサ村、ワスィータ村、クワイリス村、タッル・アガル村、ムシャイリファ村、タウィール・ハリーブ村、ラーキム村、ジュダイダト・ハトラ村。
一方、SANAは、反体制武装集団がワスィータ村、ラーキム村、バリーサ村、タッル・アガル村を奪還したとの一部情報を否定した。
SANAはさらに、シリア軍筋の話として、サラーキブ市およびタッル・トゥーカーン村一帯の解放をめざすシリア軍部隊が、同地の住民の脱出を阻止し続ける武装集団に武器の引き渡し投降するよう最後通告を行ったと伝えた。
なお、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がサルミーン市およびその一帯、サラーキブ市一帯、アリーハー市、ムサイビーン村などを、シリア軍戦闘機がナイラブ村、サルミーン市を、ヘリコプターが同地一帯を爆撃した。
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アレッポ県では、SANA(2月4日付)によると、シリア軍がアレッポ市西部・南部郊外のザフラー協会地区、ラーシディーン第4地区、カースティールー地区、ライラムーン地区、ハーン・アサル村、ズィルバ村で活動を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団に対して重点的な砲撃を行った。
一方、ANHA(2月4日付)は、トルコ軍がアレッポ県アフリーン郡で活動する国民軍の戦闘員をシリア・ロシア軍の攻撃が続くイドリブ県やアレッポ県西部郊外への派遣を続けていると伝えた。
同サイトによると、トルコ軍はまた、アフリーン市やジンディールスなどで活動するサマルカンド大隊の戦闘員ら数十人をアレッポ市西部郊外に派遣したという。
また、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がM5高速道路沿線一帯を爆撃した。
他方、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がシリア軍との戦闘の末、カルアジーヤ村、ハミーラ村を奪還した。
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シリア人権監視団によると、一連の戦闘でシリア軍兵士19人、反体制武装集団26人が死亡した。
これにより、1月24日以降の死者数は、シリア軍347人、「イランの民兵」の外国人戦闘員10人、反体制武装集団戦闘員368人となった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県8件、ラタキア県12件、アレッポ県1件、ハマー県6件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を27件(イドリブ県8件、ラタキア県12件、アレッポ県1件、ハマー県6件)確認した。
AFP, February 4, 2020、ANHA, February 4, 2020、AP, February 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 4, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 4, 2020、Reuters, February 4, 2020、SANA, February 4, 2020、SOHR, February 4, 2020、UPI, February 4, 2020などをもとに作成。
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