英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから28日目となる4月2日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が戦車と装甲車など40輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
AFP, April 2, 2020、ANHA, April 2, 2020、AP, April 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 2, 2020、Reuters, April 2, 2020、SANA, April 2, 2020、SOHR, April 2, 2020、UPI, April 2, 2020などをもとに作成。
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