保健省は新型コロナウイルス感染者1人が回復したと発表、反体制系サイトはダマスカス郊外県の2町村が新たに閉鎖されたと主張(2020年4月8日)

保健省は新型コロナウイルス感染者1人が回復したことを明らかにした。

これにより、4月7日現在の同地での感染者数は計19人、うち死亡したのは2人、回復したのは4人となった。

SANA(4月8日付)が伝えた。

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国内通商消費者保護省のアリー・ハティーブ消費者保護局長は声明を出し、新型コロナウイルス感染症対策に伴う外出・移動制限に便乗した値上げ、買い占め、粗悪品の流通などを阻止するための監視活動を強化していると強調するとともに、3月だけでラッカ県とイドリブ県を除く13県で、6,824件の不正を摘発したと発表した。

SANA(4月8日付)が伝えた。

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ヒムス県では、SANA(4月8日付)によると、ヒムス市のバッル病院に、新型コロナウイルス感染者の治療・看護を行うための隔離病棟が新たに開設された。

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反体制系のサウト・アースィマ(4月8日付)は、シリア政府当局が新型コロナ感染症対策として、ダマスカス郊外県のブワイダ町とフジャイラ村を「公式発表を控えたままで」封鎖したと伝えた。

封鎖の真偽は定かではない。

AFP, April 8, 2020、ANHA, April 8, 2020、AP, April 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2020、Reuters, April 8, 2020、SANA, April 8, 2020、Sawt al-‘Asima, April 8, 2020、SOHR, April 8, 2020、UPI, April 8, 2020などをもとに作成。

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