英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから72日目となる5月16日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を4件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認した。
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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)によると、ダーラ・イッザ市でシリア軍とシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動が捕虜交換を行った。
捕虜交換では、2~3月に補足されたシャーム解放機構の戦闘員3人、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員1人、シリア軍士官2人が解放された。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村、マジュダリヤー村、アーフィス村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)によると、シリア軍がヤードゥーダ村一帯を戦車で砲撃した。
AFP, May 16, 2020、ANHA, May 16, 2020、AP, May 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 16, 2020、Reuters, May 16, 2020、SANA, May 16, 2020、SOHR, May 16, 2020、UPI, May 16, 2020などをもとに作成。
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