トルコの支援を受ける国民軍所属組織どうしが密輸ルートをめぐり交戦(2020年5月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるニスリーヤ村とシャーム解放機構の占領下にあるアティマ村を結ぶ通行所一帯で、国民軍に所属する東部自由人連合と自由イドリブ軍が交戦した。

戦闘は密輸ルートとなっている通行所の管理権をめぐる対立がきっかけ。

戦闘の末に、東部自由人連合はニスリーヤ村に近い街道上に検問所を設置し、自由イドリブ軍の動きを封じる一方、戦闘員複数人を拘束した。

東部自由人連合は、これまでにも街道で自由イドリブ軍の車輌を攻撃するなどして、密輸ルートの掌握を試み、麻薬を密輸するなどしてきたが、自由イドリブ軍はこれに抵抗してきた。

東部自由人連合はまた、街道の通行を脅かすことで、通行料として1人あたり1,000ドルを要求するなどしていた。

なお、同通行所は、シャーム戦線によって掌握され、トルコの要請を受けて密輸の取り締まりが試みられてきたが、成果をあげられなかったため、トルコは通行所の管理を自由イドリブ軍に移管していた。

AFP, May 17, 2020、ANHA, May 17, 2020、AP, May 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2020、Reuters, May 17, 2020、SANA, May 17, 2020、SOHR, May 17, 2020、UPI, May 17, 2020などをもとに作成。

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