イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから136日目を迎えた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマジュダリヤー村、カフルバッティーフ村一帯を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
一方、シリア人権監視団によると、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約45輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のタッル・ワースィト村を砲撃し、住民1人が死亡した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市とナーフタ町を結ぶ街道で、警察の車輌が何者かの襲撃を受け、1人が死亡、5人が負傷した。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市で爆発が発生した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県2件、ラタキア県3件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。
AFP, July 19, 2020、ANHA, July 19, 2020、AP, July 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 19, 2020、Reuters, July 19, 2020、SANA, July 19, 2020、SOHR, July 19, 2020、UPI, July 19, 2020などをもとに作成。
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