ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機複数機が3日午前5時頃に、イラク国境に近いユーフラテス川西岸のブーカマール市近郊に飛来、同地に展開する「イランの民兵」の拠点複数カ所を爆撃し、武器弾薬庫などが破壊され、15人あまりが死亡した。
爆撃は、イマーム・アリー基地(イマーム・アリー・コンパウド)、鉄道線路、砂漠奥地にも及んだ。
ドゥラル・シャーミーヤ(8月3日付)によると、犠牲となったのは、ファーティミーユーン旅団の民兵。
死傷者は、イラク領内に搬送された。
AFP, August 3, 2020、ANHA, August 3, 2020、AP, August 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 3, 2020、Reuters, August 3, 2020、SANA, August 3, 2020、SOHR, August 3, 2020、UPI, August 3, 2020などをもとに作成。
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