北・東シリア自治局の共同統治下にあるCONOCOガス工場一帯でシリア軍とシリア民主軍の緊張高まる(2020年8月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市近郊に展開するシリア軍と親政権民兵が、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸のCONOCOガス工場の南に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と米主導の有志連合に向けて発砲した。

また、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸のCONOCOガス工場にある米軍の基地周辺に迫撃砲弾複数発が着弾した。

迫撃砲の発射地点、そして誰が発射したかは不明。

一方、17日深夜から18日未明にかけて、正体不明の武装集団が、シリア政府支配下のバクラス村に展開するシリア軍の拠点複数カ所を狙って砲撃した。

このほか、シリア民主軍のテロ撲滅部隊がシュハイル村の私立病院に突入し、中にいた男性2人を逮捕、オートバイ1台を押収した。

AFP, August 18, 2020、ANHA, August 18, 2020、AP, August 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 18, 2020、Reuters, August 18, 2020、SANA, August 18, 2020、SOHR, August 18, 2020、UPI, August 18, 2020などをもとに作成。

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