制憲委員会(憲法委員会)小委員会会合(第3ラウンド)が開会(2020年8月27日)

制憲委員会(憲法委員会)の小委員会の会合(第3ラウンド)がスイスのジュネーブにある国連本部で開催された。

小委員会は、シリア政府代表15人、反体制派代表15人、市民社会代表15人の合計45人からなり、会合は午後2時から約3時間にわたって行われた。

小委員会の会合は、8月24日に開催される予定だったが、直前にシリアから参加を予定していた委員4人の新型コロナウイルスの感染が確認されたため、延期されていた。

感染確認の検査はシリア出国前とスイス入国後の2度に行われていたが、どの段階で感染されたか、シリア政府、反体制派、市民社会のどの代表団のメンバーが感染していたかは明らかにされていない。

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シリア政府代表団の団長を務めるアフマド・クズバリー人民議会議員は、シリア・チャンネルの電話インタビューに応え、そのなかでジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使が反体制派や市民社会の代表団との会談を行ったことに関して、西側諸国の干渉を拒否すると述べた。

一方、会合については、前回の会合でシリア政府代表団が提示した「愛国的共通項」(「テロとの戦い」いかかる非公式資料、http://syriaarabspring.info/?p=61776)について協議を行う必要を強調したが、反体制派と市民社会の代表団がこの原則から逸脱し、憲法の構成や文言などについて議論しようとするものがいたと非難、数ヶ月に及ぶ休会を経て憲法について議論することは時期尚早だとの見方を示した。

SANA(8月27日付)が伝えた。

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一方、ジャズィーラ・チャンネル(8月27日付)によると、反体制派代表団の団長を務めるハーディー・バフラ・シリア革命反体制勢力国民連立元代表は、反体制派が施行をめざしている新憲法に関して、民主主義、市民の平等と権利の保障、法の前の平等をめざす国民の意思に沿ったものとなるべきだと述べた。

AFP, August 27, 2020、Aljazeera, August 27, 2020、ANHA, August 27, 2020、AP, August 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2020、Reuters, August 27, 2020、SANA, August 27, 2020、SOHR, August 27, 2020、UPI, August 27, 2020などをもとに作成。

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