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反体制勢力の動き
ハサカ県では、西クルディスタン移行期民政局評議会発足を進めるため、民主統一党の代表ら52人が会合を開き、「小委員会」を設置した。
「小委員会」は、シリア北東部の6ヶ月間の暫定自治を行うとともに、憲章(憲法)案を起草、また選挙法を制定し、閣僚選出などを行うという。
『ハヤート』(11月16日付)が報じた。
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アレッポ・ウラマー戦線は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のメンバーに対して、自由シリア軍に参加し戦闘を行うよう呼びかけた。
『ハヤート』(11月16日付)が報じた。
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アッシリア民主機構は声明を出し、西クルディスタン移行期文民評議会に同機構が参加するとした民主統一党の声明を否定した。
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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣は、イスタンブールで閣議を開き、同政府の暫定拠点をトルコのガズィアンテップに定めることを決定した。
閣議には9閣僚中7人が出席した。
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トルコのイスタンブールで開催されていたアラウィー派の反体制活動家らの「我らはみなシリア人」の大会が閉幕した。
閉幕声明で、参加者は、反体制勢力を糾合するための国民総会の開催を呼びかけるとともに、政治解決を通じて独裁政権の打倒する意思を表明した。
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クッルナー・シュラカー(11月16日付)によると、ハサカ県カーミシュリー市で合同移行期局結成総評議会(13日発足)の活動を具体化するため、ジャズィーラ地方(ユーフラテス川以東部一帯)、コバネ(ラアス・アイン市)、アフリーン市の代表が集まり、合同移行期局計画実行フォローアップ委員会会合が開かれた。
会合では、合同移行局計画の起草、社会契約文書の準備、選挙制度の準備が審議されたという。
シリア政府の動き
軍武装部隊総司令部は声明を出し、ヒムス県のハダス村、フワーリーン村、マヒーン町、そして同村に近い武器弾薬庫に対する軍事攻撃を成功させ、同地を制圧したと発表した。
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バアス党民族指導部と同シリア地域指導部は、矯正運動(ハーフィズ・アサド前大統領による政権掌握)記念日(第43回)に合わせてそれぞれ声明を出し、「シリアに対する陰謀が、レジスタンスと独立性の文化の普及を阻止しようとしている」(地域指導部声明)と主張、「矯正運動は制度的国家を崩壊させようとするあらゆる陰謀に43年を費やしてきた」(民族指導部)と自賛した。
国内の暴力
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハースィル村で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アブー・ファドル・アッバース旅団が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線などと激しく交戦、軍が同村の大部分を制圧した。
また、軍はダイル・ハーフィル市を空爆する一方、アレッポ市サラーフッディーン地区で反体制武装集団と交戦した。
一方、SANA(11月15日付)によると、軍がタッル・ハースィル村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。
またアレッポ市バニー・ザイド地区、ラーシディーン地区、旧市街、カルム・マイサル地区、カラム・トゥラード地区、アレッポ中央病院周辺、キンディー大学病院周辺、タッル・シュワイフナ村、カフルダーイル村、アンジャーラ市、アウラム・クブラー町、マンスーラ村、アルバイド村、ダイル・ハーフィル市、ラスム・マイヤーラ村、ビーシャ村、バーカート村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団、SANA(11月15日付)によると、バーブ・トゥーマー地区に迫撃砲弾3発が着弾し、マンスール学校、カルディア教会、ラテン教会、シリア・カトリック教会が被害を受けた。
また軍がアサーリー地区を迫撃砲で攻撃し、バルザ区、カーブーン区で反体制武装集団と交戦した。
一方、『ハヤート』(11月16日付)によると、ヤルムーク区で、「自由シリア軍」とPFLP-GCが停戦に合意、住民らがこれを支持するデモを行ったという。
また、SANA(11月15日付)によると、バルザ区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線など複数の武装集団がCONOCOガス工場(シリア最大のガス採掘所)を制圧したと東部地域シャリーア委員会(ヌスラ戦線)が発表した。
同監視団によると、その後、ヌスラ戦線をはじめとする武装集団は、ヒシャーム地方に進軍、同地を支配する部族の武装集団と交戦したという。
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ヒムス県では、SANA(11月15日付)によると、軍がハダス市、マヒーン町、フワーリーン村で反体制武装集団を掃討、同地を完全制圧した。
またアイドゥーン村、ドゥワイル村、ラスタン市、キースィーン村、タドムル市郊外、ヒムス市カラービース地区、タッルカラフ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、SANA(11月15日付)によると、ザマルカー回廊、ダイル・サルマーン市郊外、ダブラ市郊外、ナシャービーヤ町郊外、フジャイラ村郊外、ダーライヤー市、ヤブルード市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、SANA(11月15日付)によると、サラーキブ市、マアッラト・ヌウマーン市、マアッルシャムシャ村、ザアラーナ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
諸外国の動き
化学兵器禁止機関の執行理事会は、シリアが保有する化学物質約1,300トンを年内に国外に搬出することなどを骨子とする廃棄計画を決定した。
計画は、化学物質の危険度に応じて国外への搬出・廃棄の行程を設定、マスタードガスやサリンガスなどの化学兵器の原料となる化学物質の大半を年内に搬出し、2014年3月までの廃棄を目指している。
またこれと並行して、シリア国内で、化学物質を充填していない弾頭を2014年1月末までに破壊する予定。
しかし、廃棄処理の受入を米国から要請されていたアルバニア政府は、エディ・ラマ首相がテレビ演説を行い、この要請を拒否すると発表した。
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トルコのアブドゥッラ・ギュル大統領は、訪問先のアゼルバイジャンで「トルコは事態を容認できない。シリアでのこの事態を受け入れることないだろう…。混乱へと向かうようなシリア分割は容認できない」と述べ、民主統一党による西クルディスタン移行期民政局執行評議会発足の動きを非難した。
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AFP(11月15日付)によると、フランス当局はパリ郊外で、シリアにサラフィー主義を派遣するネットワークを摘発・解体、22歳から35歳の男性4人を逮捕した。
AFP, November 15, 2013、AKI, November 15, 2013、al-Hayat, November 16, 2013、Kull-na Shuraka’, November 15, 2013, November 16, 2013、Naharnet,
November 15, 2013、Reuters, November 15, 2013、Rihab News, November 15, 2013、SANA,
November 15, 2013、UPI, November 15, 2013などをもとに作成。
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