サラーキブ市とタルナバ村を結ぶ回廊の開通から2日目、住民の脱出は見られず(2021年2月23日)

イドリブ県では、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市と「決戦」作戦司令室の支配下にあるタルナバ村を結ぶM4高速道路上に政府(イドリブ県)が設置した通行所が開通から2日目を迎えた。
だが、SANA(2月23日付)によると、支配地域の住民が同通行所に向かうのを「テロ・グループ」が阻止し続けているため、通行所を通じた住民の移動はなかった。

イドリブ県のムハンマド・ナトゥーフ県知事によると、反体制派の支配地域には高校生3,000人以上、小中学生約3,300人がおり、政府支配地域での受験を希望しているという。

AFP, February 23, 2021、ANHA, February 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2021、Reuters, February 23, 2021、SANA, February 23, 2021、SOHR, February 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.