政府支配下のイドリブ県サラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人が狙撃され、死亡(2021年3月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、ファッティーラ村を砲撃、「決戦」作戦司令室もシリア政府支配下のカフルナブル市を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、政府支配下のサラーキブ市近郊では、シリア軍兵士1人が狙撃され、死亡した。

このほか、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるラスム・ハワーリド村で、同地の和解委員会のメンバーとダマスカス郊外県サアサア町の軍事情報局隊員と交戦し、10人が死傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県14件、ラタキア県6件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 2, 2021、ANHA, March 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 2, 2021、Reuters, March 2, 2021、SANA, March 2, 2021、SOHR, March 2, 2021、March 3, 2021などをもとに作成。

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