イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市のサラースィーン通りで、ダーイシュ(イスラーム国)のセルと思われる武装グループが、いわゆる自由警察とシャーム解放機構の治安部隊と交戦、自由警察とシャーム解放機構側に複数の死傷者が出た。
戦闘は、自由警察とシャーム解放機構がこの武装グループを追跡中に発生した。
民間人1人も巻き添えとなって負傷した。
一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯、カンスフラ村、スフーフン村一帯、ファッティーラ村、バイニーン村、フライフィル村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県17件、ラタキア県9件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は34件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, March 18, 2021、ANHA, March 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 18, 2021、Reuters, March 18, 2021、SANA, March 18, 2021、SOHR, March 18, 2021などをもとに作成。
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