ダルアー県内各地のモスクから、拡声器を通じてシリア政府との和解に応じた若者の兵役を1年間免除する決定がなされたと告知(2021年4月4日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある各地のモスクから拡声器を通じて、シリア政府との和解に応じた若者の兵役を1年間免除する決定がなされたとの告知がなされた。

兵役免除の対象は、和解を証明する身分証を所持する若者が対象。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯、ファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室も応戦し、砲撃戦となった。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、アンカーウィー村各所を砲撃した。

AFP, April 4, 2021、ANHA, April 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2021、Reuters, April 4, 2021、SANA, April 4, 2021、SOHR, April 4, 2021などをもとに作成。

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