シャーム解放機構の治安部隊が新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構のリビア人司令官とシリア人司令官を拘束(2021年4月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安部隊が、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構のリビア人司令官アブー・アフマド・リービー氏がサッハーラ村の自宅で拘束した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安部隊が、イドリブ市で、フッラース・ディーン機構の司令官の1人でアレッポ市出身のアブー・ハージル・ハラビーを名乗る男性の自宅に突入、妻および子供とともにこの男性を拘束した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(4月10日付)によると、シャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣所轄の総合治安機関が、同内閣のファーイズ・ハリーフ高等教育大臣誘拐・殺人事件の容疑者グループを逮捕したと発表した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、カンスフラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアンカーウィー村、クライディーン村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を22件(イドリブ県11件、ラタキア県4件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は22件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 10, 2021、ANHA, April 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 10, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 10, 2021、Reuters, April 10, 2021、SANA, April 10, 2021、SOHR, April 10, 2021、April 11, 2021などをもとに作成。

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