イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、フライフィル村、バーラ村、スフーフン村、バイニーン村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
一方、シャーム解放機構の治安機関はカフル・デルヤーン村を強襲し、4月7日に遺体で発見されたシリア救国内閣のファーイズ・ハリーフ高等教育大臣の誘拐・殺害に関与したと思われるジハード主義者のグループと交戦、リビア人1人とチュニジア人1人を殺害、複数人を逮捕した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、アンカーウィー村を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるムザイリーブ町でシリア軍第4師団に所属する地元の武装グループのメンバー1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県10件、ラタキア県9件、アレッポ県2件、ハマー県2件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は22件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, April 12, 2021、ANHA, April 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 12, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 12, 2021、Reuters, April 12, 2021、SANA, April 12, 2021、SOHR, April 12, 2021などをもとに作成。
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