「決戦」作戦司令室がイドリブ県カフルナブル市でシリア軍の戦車を地対地ミサイルで攻撃し、破壊(2021年6月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市でシリア軍の戦車を地対地ミサイルで攻撃し、破壊した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村、カンスフラ村、バイニーン村、バーラ村、ルワイハ村、を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタカード村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、アンカーウィー村を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマアラカ村で、シリア軍第4師団やレバノンのヒズブッラーに協力する男性が仕掛けられた爆弾の爆発により死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を40件(イドリブ県20件、ラタキア県10件、アレッポ県2件、ハマー県8件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 3, 2021、ANHA, June 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 3, 2021、Reuters, June 3, 2021、SANA, June 3, 2021、SOHR, June 3, 2021、June 4, 2021などをもとに作成。

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