トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部各所を砲撃(2021年7月22日)

アレッポ県では、SANA(7月22日付)、ANHA(7月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のダイル・ジャマール村、スーガーニカ村、イッビーン村、アキーバ村、マルアナーズ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市近郊の小トゥーハール村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、7月16日から19日にかけて、トルコ占領下のアルマダール村、アフリーン市、バーブ市で、トルコ軍とシリア国民軍が続ける攻撃に対する報復作戦を実施し、シリア国民軍の戦闘員12人を殺害したと発表した。

ANHA(7月22日付)が伝えた。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊に位置する大スッカリーヤ村でシリア国民軍に所属するシャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員どうしが、政府支配地域との密輸ルートの管理をめぐって衝突、交戦した。

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.